ドローンで表現された「阿弥陀如来の来迎(らいごう)」が話題になっています。
動画を投稿したのは、仏師(仏像を彫刻する職人)の三浦耀山 (@biwazo)さん。
「悲願のドローン仏阿弥陀二十五菩薩来迎。ドローンで阿弥陀来迎を表現したい!という思いから8年。阿弥陀如来二十五菩薩と法然上人という形でついに実現しました。仏像の歴史に一つ足跡を残せたと思います」とコメントしました。「来迎」とは、念仏を唱える人を極楽浄土に導くために、阿弥陀如来が菩薩たちとともに迎え来ること。
動画には、仏像をのせたドローンがお寺の中を舞う様子が映っています。
驚きの発想と光景に「夢のあるドローン利用ができるのだと感激しました」「歴史と現代が融合」「仏教の広がりを感じる」といった声が寄せられました。
主催者によると、ドローンの飛行の精度を高めるために、いかに仏像を軽量化するかが課題だったそうです。彫刻した仏像を3Dデータ化し、中を空洞にした上で3Dプリンタで出力。なんと10グラム以下におさえました。
さらに29機ものドローンを屋内で飛ばすために、ドローンショー事業をするレッドクリフにプログラミングを依頼。屋外と違ってGPSが効かないため、とても難易度が高い技術だそうです。
この「ドローン仏」は好評と驚きを集めた一方で、「仏の世界観の表現としては違和感を覚える」といった意見も寄せられました。
その点主催者は次のように語っています。
「前例がないため違和感を覚える方がいて当然だと思います。『来迎』という、仏が宙を浮くさまの表現は1000年以上前から仏師の課題でした。雲をかたどった台座に載せたり、高いところに貼り付けたりするなどの表現があり、『ドローン仏』もそうした流れの一環で数ある挑戦のひとつです。私自身、正解だと思ってもいませんので、伝統にこだわりすぎずに“ものづくり”の手法を更新していければと思います」

1 日前
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