ロンドン(CNN) トランプ米大統領の三男バロン・トランプ氏が昨年、英ロンドンにいる友人の女性とビデオ通話中、女性への暴行とみられる場面を目撃して警察に通報していた件で、通報された男が女性への暴行で有罪となった。
英PAメディア通信が28日に報じたところによると、ロンドン東部の裁判所での公判で有罪評決を受けたのはロシア国籍のマトベイ・ルミアンツェフ被告(22)。罪状は2025年1月17日から18日の間に実際に身体的危害を加えた暴行及び司法妨害となっている。
司法妨害の罪は、ルミアンツェフ被告が暴行後に拘置所から女性に宛てた手紙に関連する。手紙では女性に告発の撤回を求めていた。
現在19歳のバロン氏は25年1月18日、女性とビデオ通話した後で英国の警察に通報していた。警察との通話記録によれば、同氏は米国から電話していることを警察に告げ、直前まで通話していた女性が暴行を受けていると知らせた。
記録の中でバロン氏は、女性との通話を終えてから8分ほど過ぎていると示唆。その上で警察に対し「誰かに知らせる方法がやっと分かった。本当に緊急事態だ」と伝えている。
女性とはソーシャルメディアを通じて知り合ったとバロン氏。後に警察に対し、女性とのビデオ通話は短時間ではあるものの頻繁に行っていたと示唆した。
バロン氏は警察へのメールの中で、上記の日付にビデオ通話で女性に連絡を取ったところ「上半身裸の黒っぽい髪の男」が電話に出たと説明。数秒後、女性が「泣きながら殴られている」のを目撃したという。
英国メディアによると、法的理由により氏名が公表されていないこの女性は陪審に対し、バロン氏の介入のおかげで被告に殺害されずに済んだと語った。
ルミアンツェフ被告は、同日の事件に関連して訴えられたレイプと故意の首絞めの罪では無罪となった。また24年11月に発生したとされるレイプ及び暴行の別の罪状についても無罪が言い渡された。PAメディアが報じた。
先週の裁判の中でルミアンツェフ被告は、今回の事件のあった夜、女性との口論の最中にバロン氏からのビデオ通話に出たことを明らかにした。
また、女性とバロン氏の友情について「ある程度嫉妬していた」と認め、24年にも被害者の女性とこの件で口論になったことがあるとした。23日の公判では、当時女性がバロン氏に対し、「率直に言って思わせぶりな態度を取っていた」と主張。そのことに心底腹が立ったと供述していた。
一方、裁判を担当した判事は26日、もしバロン氏が出廷して証言などを行っていたなら、その認識に偏りがなかったかどうか問われていた可能性があると指摘。同氏が女性と親しい友人だったというのがその理由だとした。
ルミアンツェフ被告の量刑は3月27日に言い渡される予定。

2 ヶ月前
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