トランプ氏が示唆する金正恩氏とのやり取り、与正氏は「全く関知せず」

2 時間前 1

(CNN) 北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)総書記の妹で大きな権力を持つ金与正(キムヨジョン)氏は、兄が米国のトランプ大統領と連絡を取ったかどうかについて「全く関知していない」と述べた。トランプ氏は今週、最近正恩氏との間でやり取りがあったと示唆していた。

北朝鮮の最高幹部の一人である与正氏は、兄がトランプ氏と「良好な関係」を築いており、「個人的にも良い思い出と好意を持っている」と認めた。しかし19日に国営メディアで発表された声明の中で、トランプ氏が主張する最近の接触については明言を避けた。

トランプ氏は17日、緊密な同盟国である韓国との合同軍事演習の急な縮小を要求した直後、金正恩氏が会談の要請に応じたと記者団に語った。

トランプ氏は接触の詳細については語らなかった。19日には年内に正恩氏と会談する意向を示したが、具体的な内容は明らかにせず、正恩氏側と書簡を交わしたかどうかについても言及しなかった。

金与正氏は声明の中で、トランプ氏と兄の正恩氏との間で伝えられた「やり取り」について、「全く関知していない。最高指導者の外交政策に関して私が知らない唯一のことかもしれない」と述べた。

今回の与正氏の声明は、非常に示唆に富む。同氏は兄の最側近の一人であり、身近な相談相手を務める。正恩氏と並んで写真に写ることも多く、秘密主義的かつ不透明な体制を代表して重要な声明を発表することが多い。

北朝鮮は米韓による合同軍事演習に対して長年苛立(いらだ)ちを募らせてきた。与正氏は、演習規模を縮小しても「挑発的で攻撃的な性質」は変わらないと主張。米韓両国は演習の防衛的性質をしばしば強調するものの、与正氏は演習の規模縮小を「善意の措置」と捉えるべきではないと付け加えた。

毎年恒例の米韓合同演習は通常10日間実施されるが、今年は米国側の要請により5日間のみとなる。在韓米軍の報道官は先週、演習について北朝鮮の能力の進化に適応するよう設計されていると説明。具体的にはドローン(無人機)やGPS(全地球測位システム)妨害、サイバー攻撃に対抗するための訓練を組み込んでいると述べた。

トランプ氏は1期目に金正恩氏と3回会談し非核化協議を行ったが、いずれも最終的に不調に終わった。北朝鮮の核兵器開発計画はその後も拡大を続けている。

1期目にもトランプ氏は、韓国との合同軍事演習を縮小する同様の措置を講じた。2019年3月、両国は毎年実施している大規模軍事演習を再編成し、規模を縮小すると発表した。

記事全体を読む