アメリカのトランプ大統領にグリーンランドの特使に選ばれたルイジアナ州のジェフ・ランドリー知事が5月17日、首都ヌークを訪問した。
しかし、この訪問は現地の人たちから歓迎されたとは言い難いようだ。
ニューヨークタイムズによると、ランドリー氏は街を歩いている最中に、住民の一人から中指を立てられた。
さらに、グリーンランドの子どもたちにトランプ氏の象徴でもある「MAGA帽」を配ろうとしたところ、複数人が首を横に振って断ったという。
現地で撮影された動画には、ランドリー氏が一人の子どもに「写真を撮りたい?」と尋ね、「いいです」と断られる場面も映っている。
別の動画では、ランドリー氏は「ルイジアナの知事公邸に来たら、チョコチップクッキーを好きなだけ食べられるよ」と言って、子どもたちの歓心を買おうとしている。
トランプ氏は、デンマーク内の自治領であるグリーンランドを併合または支配したいと主張し続けてきた。一方、グリーンランドのニールセン首相は、これまで一貫してトランプ氏の要求を拒否し続けている。
ニールセン氏はランドリー氏の発言について、「私たちには譲れない一線(レッドライン)があります。どれだけチョコレートクッキーをもらおうとも、その一線を変えるつもりはありません」とデンマーク公共放送DRのニュース番組で語ったと、ニューオーリンズのメディアNOLAが報じている。
これに対し、ランドリー氏は「線は一つしかない。それは赤、白、青だ」と述べた。
グリーンランド首相「脅しが行われないのが重要」
ニールセン氏は、ランドリー氏との会談後の18日には「前進があると考えています。私たちグリーンランド側は、全員にとって良い解決策を見つけることに注力しています。最も重要なのは、グリーンランドやグリーンランドの人々に対し、併合や支配、買収といった脅しが行われないことです」と記者団に語った。
一方、ランドリー氏は今回の訪問について「私はただ、ここでたくさん友人を作りたいだけです」とDRに語ったとEUのニュースサイト・ユーラクティブ(Euractiv)が報じている。
ホワイトハウスは、今回のランドリー氏の訪問はグリーンランドとの関係強化のためだとしている。
ホワイトハウスのオリビア・ウェールズ報道官は「グリーンランドにおける、アメリカの国家安全保障上の利益への対応は、良い軌道に乗っていると前向きに捉えています」とハフポストUS版の取材にメールで回答した。
同氏は「ランドリー知事は素晴らしい仕事をしています。トランプ大統領が、国内外の長期的な平和を追求するために結成した世界トップクラスのチームの非常に重要な存在です」とも述べた。

2 日前
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