トランプ、米選手のレッドカード見直しをFIFA会長に求めたことを認める。審判を「非常に疑わしい」と批判【W杯】

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FIFA男子ワールドカップで、レッドカードを出されたアメリカ代表フォラリン・バログン選手の出場停止処分が取り消されたことについて、トランプ大統領が自ら判定見直しをFIFA会長に求めたことを認めた。

トランプ氏は7月6日、ホワイトハウスの記者会見で「私はスポーツが大好きで、自分自身も優れたアスリートでした。スポーツのことは本当によくわかっています。あれはファウルではなかった。違反ですらなかった」と語った。

さらに、トランプ氏はレッドカードを出した審判を批判し「少し疑わしい人物だ。過去を調べればわかる。しかしこんなことは言いたくありません。論争を起こしたくありませんからね。しかし非常に疑わしい」と主張した。

トランプ氏は審判を批判する理由を「誰もが納得いかないような判定をしたから」と述べたが、「過去が疑わしい」という自らの主張を裏付ける具体的な根拠は示さなかった。

一方で、トランプ氏はバログン選手に提示されるまでレッドカードが「何を意味するかを知らなかった」とも発言。

レッドカードを出されたことでバログン選手が次の試合に出場できなくなると知り、「最高の選手がプレーできないのは非常に不公平だ」と考えてFIFAに見直しを求めたと説明した。

「私がやったことはただ一つ、判定の見直しを求めただけです。なぜならあれがファウルだとは思わなかったからです。私はこういうことを見る目には自信があります。あれはファウルではないと思いました。素晴らしいアスリート同士がぶつかり合い、もつれただけです。誰かの顔を殴ったするようなことがあれば話が違ってきますが。チーム最高の選手がプレーできないというのはひどい話であり、汚点になると思いました」 とトランプ氏は述べている。

判定見直しに至る経緯

バログン選手は7月1日に行われた決勝トーナメント初戦のボスニア・ヘルツェゴビナとの試合で、レッドカードを提示されて次の試合を出場停止になった。

しかしFIFAは5日、バログンの選手のレッドカードによる出場停止を1年間の執行猶予期間付きで停止したと発表した。

この決定について、「トランプ氏がボスニア・ヘルツェゴビナとの試合後にFIFAのインファンティーノ会長へ電話をかけ、処分を見直すよう圧力をかけていた」と複数のメディアが報道していた。

「FIFAのインファンティーノ会長に見直しを求めた」というトランプ氏の記者会見での発言は、この報道を裏付ける形となった。

6日の会見では、判定見直しを働きかけたトランプ氏の行動は、他の権力者による同様の介入を正当化する前例を作るのではないかという質問もあった。

それに対し、トランプ氏は次のように主張して問題にならないという考えを示した。

「私は決定には何の関与もしていません。私がしなければならなかったのは、見直されるべきと言ったことだけです。なぜなら、プレーを見たら彼は何も間違ったことはしていなかったからです。もし彼が顔を殴るなど何か間違ったことをしていれば、違う風に感じていたでしょうが」

一方、欧州サッカー連盟(UEFA)は6日、出場停止処分を猶予したFIFAの決定を「一線を越えた」と強く批判した。

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