ツクツクボウシのオスは相手の鳴き声の直後に「合の手」を入れると判明

1 ヶ月前 10

夏の終わりの帰り道、ツクツクボウシの声が途切れて「ジューッ」と締まる。

セミのオスが鳴くのは、メスを呼ぶため。

声の特徴は種ごとに違い、同じ一続きの鳴き声の中でも刻々と変わります。

ツクツクボウシのオスには、2種類の鳴き声があります。

1つは高潮音。「オーシンツクツク」と繰り返す、テンポのよい声です。

もう1つが合の手。「ジューッ」と長く伸びる声です。

論文の分類では、短い声を速いテンポで繰り返す型と、長い声をゆっくり出す型の2つです。

2匹のオスが近くにいると、片方の高潮音にもう片方が合の手を返す。

この現象自体は、以前から知られていました。

ただ、合の手をいつ入れるのかは分かっていなかった。

筑波大学が発表したこの研究では、オス2匹を近くに置いて鳴き声を録音し、2匹が声を出すタイミングの規則性を調べました。

結果、合の手を安定して出した個体のうち96%(23匹中22匹)が、相手が高潮音を出した直後に合の手を入れていました。

対象は実験室で録音したツクツクボウシのオスで、タイミングの解析は合の手を安定して出した23匹についてのものです。

この規則正しさは、相手の声を邪魔するためなのでしょうか。

研究内容の詳細は2025年4月15日に『Journal of Experimental Biology』にて発表されました

規則的に合の手を発するツクツクボウシの鳴き方を発見(筑波大学 TSUKUBA JOURNAL) https://www.tsukuba.ac.jp/journal/biology-environment/20250423000100.html Difference in the responses of male cicada Meimuna opalifera to the two parts of conspecific calling song (Entomological Science, 2023) https://doi.org/10.1111/ens.12550

Temporal structure of two call types produced by competing male cicadas https://doi.org/10.1242/jeb.249399

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