ダイドードリンコは、コーヒー豆・香料を使用しないカフェラテ風飲料「ダイドー グッドラテ2050」を10月5日に数量限定で発売する。
気候変動によるコーヒー栽培環境の悪化を背景に将来的な調達リスクへの関心が高まるなか、コーヒー豆・香料不使用でありながらコーヒーらしい香りとコクを再現したとしている。
新製品は260gのボトル缶で、原料にはヒヨコ豆と野菜の一種であるチコリを使用。ヒヨコ豆由来の深い苦味と香ばしさ、チコリ由来のほのかな苦味と甘い香りを組み合わせ、50年以上培ったブレンド技術でコーヒーらしいコクと香りを再現したとしている。国産牛乳と北海道産生クリームでなめらかな口当たりに仕上げたという。希望小売価格は200円(税抜き)。
開発の背景にあるのは、「コーヒー2050年問題」だ。世界的なコーヒー需要の増加に加え、気候変動によって栽培に適した土地が減少するリスクが研究などで指摘されており(Bunnら、2015年”A bitter cup”)、将来にわたって安定的にコーヒーを楽しめる社会をめざす選択肢として、原料メーカーや製造パートナーとの「共創」により開発を進めたという。
ダイドードリンコは7月28日、商品ブランドロゴの全面刷新を発表し、新デザインパッケージをRTD(Ready to drink)のベーシック商品に順次導入している。自動販売機も全国約26万台のうち、まず優先設置エリアの東京・大阪・愛知に計200台、新デザイン機を8月以降順次設置している。
9月10日には顧客参加型のファンサイト「dydo いっしょにラボ」を開設。商品開発への意見募集や新商品モニター企画を展開しており、「ダイドー グッドラテ2050」もここでモニター募集が行われている。
親会社の業績は回復基調へ
親会社・ダイドーグループHDの2026年1月期連結決算(実績)は、国内飲料事業での自販機等の減損損失計上(298億2600万円)が響き、純損失は303億2200万円(前期は38億400万円の利益)に転落した。国内飲料事業のセグメント損失は22億8400万円(前期は9億8600万円の利益)となった。消費者の節約志向の高まりによる販売数量減少や原価高騰が影響した。
一方、8月27日に開示された2027年1月期第2四半期(中間期、2026年2〜7月)決算は、トルコを中心とする海外飲料事業の大幅増益もあり、売上高は前年同期比2.0%増の1200億5700万円、営業利益は同388.2%増の67億4400万円、中間純利益は28億円の黒字に転換した。
国内飲料事業は不採算自販機の整理などで稼働台数が減少し減収となったが、収益体質の改善は進んだ。
“コーヒー豆不使用”、飲料各社が対応
コーヒー豆を使わない飲料をめぐっては、他の飲料大手においても同様の開発の動きが相次いでみられる。
日本コカ・コーラは9月21日、「ジョージア」ブランドからトウモロコシ由来の食物繊維でコーヒー風味を再現した清涼飲料水「ジョージア カフェウォーター」(500mlPET、希望小売価格149円税別)を発売する。
アサヒ飲料も、植物由来のカフェインを使った代替飲料「未来のLATTE」「未来のBLACK」を開発しており、LATTEは2026年内、BLACKは2027年の発売を予定している。

3 日前
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