(CNN) イーロン・マスク氏率いる米宇宙企業スペースXは20日、新規株式公開(IPO)の目論見書を公表した。取締役、売上高、利益、費用、事業運営の詳細を開示し、ティッカーシンボルは「SPCX」となる。
一方、調達予定額や企業価値は開示されなかった。これらの詳細は上場直前に明らかになる見通しで、今回のIPOは史上最大規模と予想されている。
スペースXは目論見書で、生命を多惑星化するシステムや技術の構築、月面基地、他の惑星の都市建設などを使命に掲げた。
同社は急成長しているが、その野心は現在の売上高を上回っている。2025年の売上高は前年比33%増の187億ドル(約2兆9700億円)だったが、利益を出していない。24年に7億9100万ドルの利益を上げた後、25年には49億ドルの赤字に転落した。
これらの損失は26年も続く見通し。今年の最初の3カ月間ですでに47億ドルの売上高に対して43億ドルの損失を出していると述べた。
取締役会の陣容も開示された。マスク氏が会長を務め、社長兼最高執行責任者(COO)のグウィン・ショットウェル氏が取締役として名を連ねる。その他、最高財務責任者(CFO)のブレット・ジョンセン氏やグーグル幹部のドナルド・ハリソン氏らが含まれる。
今回の大型IPOにより、民間宇宙企業として支配的な地位にある同社は巨額の資金を調達する見通しで、マスク氏は世界で初めて資産1兆ドル以上の「兆万長者」となる可能性もある。
マスク氏は同社の普通株12.3%と、1株につき10議決権を持つクラスB株の93.6%を合わせ、全体の議決権の85.1%を握っている。これにより、IPO後も最大勢力として経営権を維持することはほぼ確実とみられる。

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