サムスン「Galaxy Z Fold8」を試してみた 初めて折りたたみスマホが欲しいと思えた新デザイン

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Henry T. Casey/CNN Underscored

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(CNN) 今やサムスンが毎年夏に発表するものについては、だいたい予想がつくようになっている。大型の折りたたみスマホ「Galaxy Z Fold」、小型の折りたたみ「Z Flip」、そして1種類か2種類の「Galaxy Watch」だ。だからこそ、超コンパクトなZ Flipと生産性重視のZ Foldの中間に位置する新デザインを採用した新型「Galaxy Z Fold8」には、本当に驚かされ、うれしくなった。これは筆者が折りたたみスマホとして今までで一番気に入ったデザインで、久しぶりに自分で実際に買いたいと思った。

サムスンの定番機種の新モデルも登場している。クラムシェル型の「Z Flip8」と、ハイエンドの「Z Fold8 Ultra」だ(実はこれが昨年の「Z Fold7」の後継機になっている。わかりにくいが、追って説明する)。「Galaxy Watch9」と「Galaxy Watch Ultra2」も発表された。いずれも前モデルより軽くなり、明るいディスプレーを備え、さまざまな新しい健康・フィットネス機能を搭載している。

どの新製品も8月7日の発売に先立ち現在予約を受け付けているが、特にスマホは非常に高額なため、買い換え先として最良のスマホの一角を占めることができるだろうか。ここではZ Fold、Z Flipの最新モデルを実際に試してみた感想をお伝えする。

Galaxy Z Fold8は「ちょうどいい」折りたたみスマホ

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Z Flipシリーズは、ミレニアル世代の多くが育った時代のフリップ式携帯電話を現代に進化させたもので、一方のZ Fold(最新モデルではZ Fold Ultra)は、従来のキャンディーバー型端末がスムーズにマルチタスクをこなせるタブレットへと変化する。しかし前者は筆者の好みからすると小さすぎ、後者は扱いにくすぎる。そこへきてZ Fold8はまさにちょうどいいサイズ感なのだ。

折りたたんだ状態での対角線サイズはわずか5.5インチ。コンパクトで持ちやすく、標準的なスマホが大型化の一途をたどっているような今の時代に新鮮さを感じさせる。カバーディスプレーは従来のスマホよりも縦が短く横に広いため、小型の本のような感覚がある。広げた状態だと「Google Pixel 10 Pro Fold」よりもわずかに小さく、持ちやすい。

見た目もよく、すっきりとしていて控えめな美しさがあり、ラベンダーは特に魅力的だった。カラーはクリーム、グラファイト、ピスタチオも用意されている。しかしZ Fold8が本当に驚かせてくれたのは、開いたときに現れる7.6インチの内側ディスプレーだった。これは、他の折りたたみ端末の四角いパネルにはない、映画鑑賞や読書にパーフェクトなサイズ感だと思えた。

Henry T. Casey/CNN Underscored
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Z Fold8を開いた瞬間、真っ先に思い浮かんだのは「iPad Mini」だ。そのディスプレーは、iPad Miniの8.3インチのパネルとさほど変わらず、エンタメ向けにあつらえたかのような4:3のアスペクト比となっている。「スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ」の予告編は横向きで内側の画面にきれいに収まり、縦向きはバットマンの漫画を読むのにちょうどよく感じられた。内側と外側の両方の画面で鮮やかな色合いを楽しめたし、いずれもリフレッシュレートが120Hzなのでなめらかさの満足度も高い。

Z Fold8のカメラ仕様は、5000万画素のアウトカメラを二つ搭載し、サムスンおなじみのソフトウェア機能一式も使えるため、スペック上は期待できる内容だ。両画面表示撮影機能を使って、自分と目の前に立っていた同僚を同時に撮影できたのが面白く、蛍光の紫色の看板だけがともるサムスンのテスト用の部屋で撮影したナイトグラフィーの実力にも感心させられた。特に今後楽しみにしているのは、横向きの動画からSNS向けの縦長動画をすばやく作れる新機能「マイファンカム」だ。バスケで自分が決めた一つ二つのファインプレーのリール動画をシェアしたいときに、きっと重宝するはずだ。

Henry T. Casey/CNN Underscored
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最新のチップセット「Snapdragon 8 Elite Gen 5 for Galaxy」を搭載しているので、サムスンのスマホに期待される高い性能とバッテリー駆動時間も実現してくれるだろう。また、本格的にモバイルで動画を制作する人なら、最大1TBもの大容量ストレージにカスタマイズすることもできる。

さらに進化したZ Fold8 UltraとZ Flip8

Henry T. Casey/CNN Underscored
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Z Fold8の新デザインは確かに魅力的だが、昨年の「Galaxy Z Fold7」の真の後継機を求めるなら、Z Fold8 Ultraが正解だ。サムスン最大かつ最高級の折りたたみ端末は、正式に「Ultra」の名を冠し、その名にふさわしい主要スペックのアップグレードが約束されている。

Z Fold8 Ultraは、Z Fold7の際立って薄く軽量なデザインをさらに進化させ、開きやすくなったエッジを採用している。これにより、6.5インチのキャンディーバー型前面ディスプレーから、広々とした8インチのメインディスプレーへの切り替えがスムーズになるはずだ。マルチタスクに優れた内側の画面は、改良された反射防止技術で屋外での視認性が高まっている。サムスンによれば、中央の折り目も目立たなくなったという。

アップグレードされた5000万画素の超広角レンズは、2億画素のメインカメラと1000万画素の望遠レンズを補完し、パノラマ撮影やマクロモード撮影の向上が期待できる。Galaxy Z Fold7のカメラは単に「十分」という程度だと感じていたので、新モデルが「Galaxy S26 Ultra」のような他のサムスン製スマホで体験できる最高レベルに近づくことを期待したい。

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より携帯しやすく、手頃な価格で、単純に懐かしさを求める人は、Z Flip8に目を向けるといい。新型のクラムシェル型フリップフォンにはデザインと機能面で注目すべき改良が加えられている。旧型よりもさらに薄く軽くなり、優れた写真と安定した動画の撮影機能を約束しているほか、最も注目すべきであろう点として、一目でより多くの操作ができるように再設計された「フレックスウィンドウ(カバー画面)」を備えている。

Z Flip8のコンパクトな4.1インチの前面ディスプレーは、旧型よりもはるかにカスタマイズ性が高く、機能も充実している。手元に置きたいアプリのショートカットを選べるだけでなく、スマホを開かなくてもそれらのアプリを完全に使いこなせる。実際にショートカットメニューから「Googleマップ」を見つけ、カバー画面からだけで近くのベーカリーまでナビゲーションをさせてみたのだが、以前のFlip端末よりもはるかに直感的に操作できた。このアップグレードによって、メインディスプレーを開いたばかりにドゥームスクロールに気を取られてしまうこともなく、ちょっとした作業を片付けられるようになるはずだ。

改良された急速充電と大容量バッテリー、Z Fold8と同じ高速チップセットを考慮すると、Z Fold8 UltraとZ Flip8は、市場で最も信頼性の高い折りたたみスマホ2機種の最良バージョンになるだろう(その分、高価ではあるが)。


まとめ

Henry T. Casey/CNN Underscored
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久しぶりに、簡単な先行体験をした後で本当にもっと時間をかけて試してみたいと感じるスマホに出会った。Z Fold8は、少しずつ改良を重ねるサムスンの例年のラインアップに新鮮な変化をもたせており、折りたたみ端末を常に使いたいと思わせるサイズ感と機能性のバランスが絶妙だと思えた。Z Fold8 UltraとZ Flip8は、サムスンの定番機種にあらゆる適切な改良を加えているように見える。

大きな問題はといえば、これらのスマホがいずれも安くはないという点だ。かつてサムスンのフリップフォンは1000ドル未満だったが、Z Flip8は1200ドル(日本では税込19万2680円)からとなっている。Z Fold8は、厳密には昨年のZ Fold7よりも安い1900ドル(同26万9880円)からだが、それでもスマホのために払う金額としては大金であることに変わりはない。そしてZ Fold8 Ultraにいたっては2100ドル(同29万6780円)からで、ストレージを最大までアップグレードすると3000ドル近く(同35万9880円)にまで跳ね上がってしまう。

とはいえ、今年は本当に新しいものが登場しているように感じられる分、これらの折りたたみ端末がその高い価格に見合う価値を持っているかどうかを見極めたいと思っている。今後の詳しいレビューに期待してほしい。



本稿はCNN Underscoredのマイク・アンドロニコ記者による製品レビュー記事です。

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