サウジの石油パイプラインが攻撃受け炎上、稼働停止 イラクから飛来したドローンか

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(CNN)  サウジアラビアの主要な石油パイプラインシステムが10日、飛翔(ひしょう)体による攻撃を受けたことが分かった。事情に詳しい米当局者2人が明らかにした。

サウジのエネルギー省は11日、公式サイトに掲載した声明で、パイプラインが攻撃を受けたことから「予防措置として稼働を停止した」と明らかにした。

米当局者の1人によると、初期段階の分析では、パイプライン付近に位置する複数のポンプ施設が被弾したことが示されている。11日に撮影された衛星画像には、1カ所のポンプ施設で発生した火災による大規模な被害が写っているとみられる。10日に撮影された別のポンプ施設の画像は、小さな火災から濃い黒煙が立ち上る様子を捉えている。

誰が攻撃に関与したのか、パイプライン本体が損傷したのかは現時点で明らかになっていないものの、当局者の1人は、イラクから飛来したドローン(無人機)による攻撃だとの見方を示した。

その後、サウジ外務省は声明を発表し、「イラクから飛来した複数のドローンによる、リヤドおよびメディナ地域の東西パイプラインへの攻撃」を非難。攻撃で「負傷者が出たほか、一部で損傷が発生した。損傷については現在対処中だ」と述べた。

2026年9月10日の気象衛星画像。サウジの東西パイプライン沿いで発生した火災による煙の筋が捉えられている

今回の攻撃はイランとの戦争が続く中、サウジの石油資源や資源輸出能力がますます深刻な脅威に直面していることを示すものだ。数日前には、イランと連携する民兵組織が、イエメンの紅海沿岸に位置する戦略的要衝の港湾都市を奪取しており、地域のエネルギー輸送を一段と脅かす可能性がある。

情報筋によると、パイプラインシステムの修復にどの程度の時間がかかるかは、現時点では不明だという。

イラク政府は11日遅く、攻撃を非難する声明を発表し、関与した者に対する緊急調査を指示。イランの領土や領空を攻撃に利用するのは許されないとも表明した。

原油価格は今週、中東情勢を受けた急激な相場変動で1バレル=100ドルを突破していた。

事情に詳しい情報筋によると、米当局者は今回の攻撃に関する情報収集に取り組んでいる。

攻撃源は不明だが、米シンクタンク「民主主義防衛財団(FDD)」のイランプログラム上級ディレクター、ベナム・ベン・タレブル氏によると、イランと連携するイラク国内の民兵組織は過去にもドローンでサウジを攻撃したことがあり、再び攻撃を仕掛けた可能性があるという。その場合、代理勢力を利用してアラブ諸国に米軍排除を迫るイランの広範な戦略の一環とみられる。

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