(CNN) パレスチナ自治区ガザ地区南部のラファ検問所で1日、再開に向けた試験段階が始まり、限られた数のパレスチナ人がガザから出ることが認められた。米国が仲介する停戦合意の第1段階はこれで完了する。
ラファ検問所は、イスラエルが2024年5月に占領して以来、ほとんど閉ざされたままだった。イスラエルの占領地政府活動調整官組織(COGAT)によると、欧州連合(EU)とエジプトなどが再開に向けた準備を行っていた。
検問所は「住民のみの限定的な通行」を認めるとCOGATは強調。住民がいつから通行できるようになるのかは明らかにしなかった。ガザの運営を担うパレスチナ技術委員会の委員長は、2日から検問所が双方向とも再開されるとSNSに書き込んだ。

ラファ検問所のエジプト側で列を作る人道支援物資を積んだトラック=1日/Mohammed Arafat/AP
ただ、これまで人道支援物資を搬入してきた検問所の再開は限定的で、使用も限られることから、完全な再開とはほど遠い。
イスラエルの治安当局者がCNNに語ったところでは、パレスチナ人は1日に150人がガザから出ることを認める一方、ガザに入ることを認めるのは50人のみ。ただし検問所の通行料は高額で、中には数千ドルを払ったと証言するパレスチナ人もいる。そうした負担に加え、手続きの煩雑さや保安手順を考えると、現実的にガザを出られる住民はほとんどいないのが現実だ。
ラファ検問所の全面再開は、米国の仲介で昨年10月中旬に成立した停戦合意の第1段階に盛り込まれた。それでもイスラエルは人質全員の返還や遺体の収容を条件として再開を拒んでいたが、最後の人質だったラン・グビリさんの遺体が1月下旬、イスラエルに返還された。グビリさんの遺体返還とラファ検問所の再開で、20項目からなる停戦合意の第1段階は完了する。

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