オマーン沖で大規模な原油流出、1300平方キロに拡大 環境破壊に懸念も

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(CNN) オマーン沖で座礁したタンカーから流出した原油が、推定1300平方キロの範囲に広がっていることが分かった。環境保護団体グリーンピースがCNNに明らかにした。アラビア海で大規模な生態系被害が起きている恐れがあり、懸念が高まっている。

オマーン当局によると、流出した原油はタンカーから約200キロ離れたオマーン本土にも到達している。

グリーンピースの活動家ハネン・ケスケス氏は、衛星画像の分析では油膜が途切れ途切れの斑点状に広がっており、ひと続きの塊ではなく複数の海域に分散していると述べた。

オマーン政府は影響を受けた範囲の規模をまだ確認していない。同国の環境当局はCNNの質問に回答しなかった。

政府は国民に対し、影響を受けた海域で漁をしないよう求め、異臭や油を発見した場合は通報するよう指示した。また、市場に出回る魚介類について、汚染物質がないか検査する方針も明らかにした。

英海上警備会社アンブリーによると、現在、100トン以上の機材を積んだ船舶や航空機が投入され、国際的な引き揚げ・回収作業が進められている。だが、現地では「ハリーフ」と呼ばれるモンスーン期に入っており、作業は難航している。

座礁したタンカー「キャロライン・ベゼンギ」号は、攻撃を受けたと報じられた当時、約80万バレルの原油を積んでいた。制裁対象となっている同船は、ロシアが石油輸送に利用する「影の船団」の一部とみられている。

オマーン環境庁長官によると、6月6日にオマーン領海外で詳細不明の「事案」が発生後、タンカーは21日にアル・キブリヤ島沖で座礁した。一部の安全保障関係者は船内で爆発があったと報告しているが、正確な状況は判明していない。

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