「はぁ?」の連発。沖縄県知事選への立候補をいきなり取りやめた“元衆院議員”の「矛盾だらけ」な不出馬理由

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事実上、現職と自民党が推す新人の一騎打ちとなっている沖縄知事選。各メディアはその接戦ぶりを伝えていますが、勝敗を左右しかねない「キーマン」の固定票の行方にも注目が集まっています。今回の『きっこのメルマガ』では人気ブロガーのきっこさんが、告示前日に出馬を取りやめた下地幹郎元衆院議員の突然の方針転換と、同氏と自民党との間で結ばれた政策協定を詳しく紹介。その上で、専門家の予測等を交えつつ知事選の動向を解説しています。
※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:沖縄県知事選のキーマンとは?

沖縄のための県政か、米国の米国による米国のための県政か

その結果、投票日1週間前の時点での調査で、毎日新聞は「古謝、玉城両氏が横一線」と報じ、読売新聞は「古謝玄太氏が先行し、玉城デニー氏が追う展開」と報じ、QABと沖縄タイムスと朝日新聞は「古謝候補が一歩リード、玉城候補激しく追う」と報じました。ちなみに、毎日新聞は「古謝、玉城両氏が横一線」と報じましたが、専門家によると、本当に「横一線」なら通常は現職の玉城氏の名前を先に書くので、古謝氏の名前を先に書いたということは、わずかに古謝氏がリードしている可能性が高い、とのこと。

一方、別の専門家は、下地幹郎氏が出馬を取りやめたからと言って、その固定票が丸ごと古謝氏に流れるということは考えにくい。もともと下地氏は地元に密着した基地反対派なので、その点で下地氏を支持していた人たちは玉城デニー氏に流れるかもしれない。そして、これまでの選挙を「国の押し付け VS 沖縄の民意」と見て来た人たちも同様だろう、とのこと。

実は、約20年前に下地幹郎氏や玉城デニー氏が沖縄市議会議員だった時代、下地氏が旗揚げした政策集団「そうぞう」に、玉城氏も参加していたのです。そして、一緒に沖縄の未来について熱く語り合っていたのです。8月23日に行なわれた「ネット討論会」で、下地氏が玉城氏ではなく古謝氏の政策を厳しく批判したのも、もともと下地氏は玉城氏と政策が近かったからなのです。

また、玉城デニー氏の前の翁長雄志(おなが たけし)知事は、約30年間に渡って自民党に所属する保守派の地方議員でした。しかし、民意に応えて基地反対派となり、自民党を離党したのです。つまり、自民党がアメリカのほうばかり見て政治をしている「親米保守」なら、翁長知事は地元を最優先した「親沖保守」だったわけです。

そして、そんな翁長知事の意志を継ぎ、沖縄の人たちのために立ち上ったのが、現職の玉城デニー知事なのです。そのような現職と、アメリカのアメリカによるアメリカのための県政を進めるべく自民党から送り込まれた新人の古謝玄太候補、果たして下地氏の支援者たちは自分の大切な一票をどの候補に託すのでしょうか?その答えが、あと4日で出るのです。

(『きっこのメルマガ』2026年9月9日号より一部抜粋・文中敬称略)

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