色とりどりのかわいらしい花を咲かせ、初心者でも育てやすいことから、ガーデニング用としても人気の「ランタナ」。
苗は、園芸用品店やオンラインショップなどで手に入りやすいほか、道端などに自生していることも珍しくないため、SNSではランタナについて「自宅の庭に植えました」「駐車場に咲いてるかわいいお花」「街中の道端や花壇でたくさん開花」などと投稿する人をよく見かけます。
そんな身近な存在のランタナですが、有毒であることも覚えておきましょう。
「桑の実」に似た果実、“誤食”に注意
環境省の資料によると、ランタナは北米南部から熱帯アメリカが原産。園芸植物として渡来し、現在は本州(関東以西)、四国、九州、南西諸島、小笠原に分布しています。
花期には枝先に1cmほどの花が集まって咲き、ボール状になります。花色が時間の経過とともに変化することから、別名「シチヘンゲ」とも呼ばれています。花が終わると、緑色の果実をつけ、熟すと黒っぽい色に変化します(兵庫県立淡路景観園芸学校の公式サイトより)。
この果実内にある種子には毒があるため、「桑の実」などと間違えて誤食しないよう注意が必要です。中毒が起きた際の症状としては、腹痛や下痢、嘔吐などが挙げられます。
国立環境研究所の公式サイトによると、子どもが種子を食べると命を落とす危険もあるということです。
さらに、葉には草食動物に有毒な成分が含まれています。家畜やペットの誤食にも注意が必要です。
在来種を駆逐する可能性も
ランタナは繁殖力が強く、在来種を駆逐する可能性があることから、日本の環境省が定める「生態系被害防止外来種リスト」の防除推進外来種に選定されています。
中には結実しない園芸品種(例:ブルーミファイ)もありますが、そうではない品種を育てる際は、周囲に広がらないよう気をつけましょう。

1 時間前
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