BTC保管にロイズ保険|鍵喪失・窃盗・フィッシングまで補償対象に

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この記事の要点

  • 英コインコーナー、保険付きBTC保管「Vault」を発表
  • 鍵喪失や不正アクセスの損失をロイズ保険が補償

ロイズ保険付きBTC保管が始動

英王室属領マン島に拠点を置くビットコイン関連サービス企業CoinCorner(コインコーナー)は2026年9月8日、米AnchorWatch(アンカーウォッチ)と提携した保険付きのBTC保管サービス「Vault(ボールト)」を発表しました。

Vaultには複数署名(マルチシグ)と複数法域での鍵管理が採用されており、コインコーナーのアカウントから利用できる保管サービスとして提供されています。

同社によると、鍵の喪失や不正アクセスで生じた損失は、ロイズ・オブ・ロンドンが引き受ける保険の補償対象になるといいます。

一方、保険が有効になる時期や保管手数料には条件が設けられており、詳細は利用規約で定められています。

コインコーナーは、アンカーウォッチとの提携により、ビットコインを安全に保管できる新サービス「Vault(ボールト)」を開始しました。コインコーナーのアカウントから利用でき、機関投資家向けの保管サービスを意識した高度なセキュリティを備えています。

🔒 マルチシグによるセキュリティ
🌍 複数の法域にまたがる鍵管理
🛡 カスタマイズ可能な盗難補償
⚡ 即時出金に対応
✔ ロイズ・オブ・ロンドンの保険を付帯し、秘密鍵の紛失や不正アクセスによる損失を補償

Vaultは現在、コインコーナーの顧客向けに提供されています。

入金翌月から補償、年率1.5%の保管料

2社署名と保険適用・手数料の条件

コインコーナーの利用規約によると、Vaultではコインコーナーとアンカーウォッチが秘密鍵を分けて管理し、ビットコインの送金には両社の署名が必要となっています。

ただし、預けた時点から保険が適用されるわけではなく、保険対象のウォレットへ移された入金翌月の初日から補償が始まると定められています。

それ以前に生じた損失は補償の対象外となり、保管資産には年率1.5%の手数料が設定され、日次で計算されます。

補償範囲は災害・窃盗・フィッシングまで

こうした条件のもとで提供される保険はロイズ・オブ・ロンドンのシンジケートが引き受け、利用者は契約上の「損失受取人(Loss Payee)」として登録されると規約に記載されています。

補償範囲には、自然災害による署名デバイスやシードフレーズの喪失のほか、窃盗や強盗、不法侵入、身体的な強制下での送金、フィッシングによる損失などが挙げられました。

損失が発生した際はコインコーナーが利用者に代わって保険金を請求する一方、アンカーウォッチは保険契約や請求手続きの当事者ではないとしています。

ロイズ資格持つアンカーウォッチとの提携

Vaultで鍵管理を担うアンカーウォッチは2024年11月、ロイズ・オブ・ロンドンのカバーホルダー資格を取得しました。

コインコーナーとはBitGo(ビットゴー)を加えた3社で鍵を分担する2-of-3方式のマルチ機関カストディ「MIC」でも連携しています。

Coldcard流出後に広がるBTC保管の選択肢

2026年7月末には、ハードウェアウォレット「Coldcard(コールドカード)」の乱数生成を巡る問題が表面化し、単一署名(シングルシグ)のウォレットから約1,367 BTC(約136億円相当)が流出しました。

Vaultでコインコーナーと共同保管を担うアンカーウォッチは、この問題による自社カストディへの影響は確認されていないと明らかにしています。

これに対してVaultでは、コインコーナーとアンカーウォッチが鍵を分担するマルチシグ方式を採用し、ロイズ・オブ・ロンドン引受の保険を組み合わせています。

コインコーナーはColdcard流出とVault開始の直接的な関係を示しておらず、今回の発表では複数主体による鍵管理と保険を組み合わせたBTC保管方式を打ち出しています。

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Source:CoinCorner X投稿
サムネイル:AIによる生成画像

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