
この記事の要点
- Galaxy、BTC・ETH・SOL担保の個人向け融資を米国で開始
- 米40州でBTC・ETH・SOLを担保に借入可能
ギャラクシー、米40州で仮想通貨融資を開始
米仮想通貨投資企業Galaxy Digital(ギャラクシー・デジタル)は2026年8月25日、仮想通貨(暗号資産)を売却せずに現金を借りられる融資枠「PLOC」を、個人向けプラットフォーム「GalaxyOne」で開始したと発表しました。
PLOCでは、ビットコイン(BTC)・イーサリアム(ETH)・ソラナ(SOL)を資産ごとに別々のローンへ分けず、一本の融資枠にまとめて担保とする仕組みを採用しています。
借入条件は年8.99%の変動金利で、融資実行時の手数料(オリジネーション・フィー)は無料、担保評価額に対する融資比率(LTV)は50%に設定されています。
サービスの対象は米国40州の適格顧客で、保有する仮想通貨を手放さずに資金を確保できるため、含み益への課税を避けたい長期保有者に適した商品だとギャラクシーは説明しています。
BTC担保の住宅ローン提供開始
ステーキング継続の担保設計と機関級インフラ
複数銘柄の一括担保で借入余力を拡大
PLOCでは複数の仮想通貨を一本の融資枠にまとめることで、資産ごとにローンを組む場合と比べ、保有資産からより大きな借入余力を引き出せるとギャラクシーは説明しています。
なかでもソラナは、ステーキング中でもアンステーキング(ステーキング解除)せずに担保へ差し入れられ、担保として預けた後もステーキング報酬を受け取り続けられる仕組みとなっています。
担保として預かった資産については再担保(リハイポセケーション:担保を別の貸付や取引に流用する慣行)に回さず、外部のDeFi(分散型金融)プロトコルも介さずに管理するとしています。
返済期限なし、USD・USDCで出金も可能
発表によれば、返済は毎月の利息支払いのみで、期限を定めずに借入と返済を繰り返せるオープンターム型のリボルビング(随時借入・返済ができる方式)構造を採用しています。
借り入れた資金は通常すぐに利用でき、GalaxyOneのプラットフォーム上で運用するほか、米ドルまたはUSDCとして外部へ引き出すこともできます。
一方、担保価値は継続的に監視され、追加担保の差し入れや強制清算が必要になる前に利用者へ通知する仕組みも設けています。
機関向け技術で安全性と柔軟性を両立
PLOCを提供するGalaxyOneでは、個人や中小事業者向けに伝統的資産とデジタル資産の双方にまたがる規制対応型の金融商品を展開しており、今回の融資枠もそのラインアップに加わりました。
GalaxyOneのマネジング・ディレクターを務めるザック・プリンス氏は「成長を続ける個人向けプラットフォームを通じて、競争力のある仮想通貨担保の借入商品を市場に届けられることをうれしく思う」と述べました。
あわせて同氏は「ギャラクシーの機関級インフラを生かすことで、競争力のある金利や安全性、柔軟性を新しい商品で提供できる」と語っています。
PLOCは、こうした機関向け金融サービスで培った基盤をGalaxyOneの個人向け商品に取り入れる形で提供されています。
Base上のXRPを担保・貸借の対象に
仮想通貨担保融資に大手続々、競争が激化
仮想通貨を担保とする個人向け融資では、Coinbase(コインベース)がBTC担保の住宅ローンをBetter(ベター)社と組んで全米で提供するなど、大手企業によるサービス展開が始まっています。
こうしたなか、ギャラクシー・デジタルもPLOCを投入し、仮想通貨を売却せずに資金を確保できる個人向けサービスへ参入しました。
PLOCが対象とする40州が今後どこまで広がるか、また変動金利の推移が競合各社との条件差にどう影響するかに関心が集まっています。
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Source:Galaxy Digital発表
サムネイル:Shutterstockのライセンス許諾により使用

7 時間前
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