9900万年前の琥珀から「新種のヤモリ」を発見、ミャンマー

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「世界最小級のヤモリ」と同じくらいのサイズ

研究チームが調査したのは、ミャンマー北部のカチン州で産出したとみられる2つの琥珀です。

この地域の琥珀は、放射年代測定から約9900万年前の中期白亜紀に形成されたと考えられています。

琥珀の中には、それぞれ非常に小さなヤモリの体が閉じ込められていました。

チームは、この動物を新属新種の「カリナスクアマ・ルスミティイ(Carinasquama rusmithii)」と命名しました。

属名のCarinasquamaは、ラテン語で「隆起」を意味する言葉と「鱗」を意味する言葉を組み合わせたもので、体表の鱗に複数の筋状の隆起があることに由来します。

画像ヤモリを閉じ込めた琥珀/ Credit: Daza JD et al., Swiss Journal of Palaeontology(2026), CC BY 4.0

2つの標本の頭胴長は約16.24ミリと約21.92ミリでした。

これは現生する世界最小級のヤモリとほぼ同じ大きさです。

小さい方の標本では、腕や脚の骨の端がまだ完全に癒合していなかったため、幼体だったと判断されました。

標本内部の保存状態は、一般的な化石とは少し異なります。

体内の組織や骨格の多くは失われ、もともと体があった場所は空洞になっていました。

一方で、その空洞を取り囲む皮膚や鱗、体の輪郭は細かく残されていました。

チームは高解像度のマイクロCTを使い、琥珀の内部に残った骨を立体的に分析。

その結果、頭部を覆う細かな鱗や、まぶたの特徴、あごの骨、手足の構造などに、ヤモリ類と共通する特徴が確認されました。

ただし、骨格は不完全であるため、チームはこの動物を現生ヤモリの直接的な仲間と断定せず、ヤモリ類を広く含む「Pan-Gekkota」に暫定的に位置づけています。

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