3人に1人は「生きている間に世界が終わる」と信じていた

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終末信念は「マイノリティー」ではない?

終末的な思考というと、宗教的な預言や陰謀論のような特殊な信念を思い浮かべるかもしれません。

しかし今回の研究は、そのイメージを大きく覆しました。

調査では、宗教的に多様な集団(キリスト教各派・ユダヤ教・イスラム教・無宗教など)に属する一般男女、3400人以上を対象にしています。

その結果、対象者の約3人に1人が「世界は自分の生きている間に終わる」と考えていました。

この傾向は特定の宗教や文化に限らず、さまざまな背景を持つ人々に広く見られています。

つまり終末信念は、社会の片隅にある奇妙な考えではなく、意外なほど一般的な“世界の見方”なのです。

さらに研究者たちは、この終末信念を単純な「終わるか・終わらないか」では捉えませんでした。

代わりに、次のような複数の要素に分解して分析しています。

一つは「終わりがどれくらい近いと感じるか」です。

明日にも起こると感じるのか、それとも遠い未来の話なのかで、心理的な影響は大きく変わります。

二つ目は「原因は何か」という視点です。

人間の活動が原因だと考える人もいれば、神や超自然的な力によるものだと考える人もいます。

三つ目は「自分たちにコントロールできるのか」という感覚です。

人間の努力で未来を変えられると考えるか、それともどうにもならないと感じるかによって、行動の方向は大きく変わります。

そしてもう一つ重要なのが、「終末をどう評価するか」です。

完全な破局と捉える人もいれば、何か新しい変化や再生の始まりと見る人もいるのです。

このように、終末信念は単純な恐怖ではなく、複雑な心理の組み合わせでできていることがわかりました。

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