2800年前の大量虐殺をセルビアで発見、7割以上が「女性と子供」

1 ヶ月前 16

女性と子どもが多数を占める「異例の集団墓」

発見されたのは、セルビア北部フルトコヴツィ近郊にあるゴモラヴァ遺跡です。

ここは川沿いに位置し、紀元前6千年紀から利用されてきた長い歴史を持つ集落跡です。

問題の集団墓は、直径約2.9メートル、深さ約0.5メートルと比較的小規模な埋葬坑でした。

しかし、その中から見つかったのは77人分の人骨でした。

分析の結果、40人が1~12歳の子ども、11人が青年、24人が成人であることが判明しました。そして成人の87%が女性でした。

全体としても7割以上が女性と子どもだったのです。

【研究チームが描いたイメージ画像がこちら

研究者らは、このように女性と若年層が圧倒的多数を占める集団墓は、ヨーロッパ先史時代では極めて例外的だと指摘しています。

さらに衝撃的なのは、頭部に集中して見つかった外傷です。

鈍器による殴打や刃物による刺創など、意図的で致命的な暴力の痕跡が多数確認されました。

損傷の位置から、加害者が被害者より高い位置にいた、あるいは馬上から攻撃した可能性も示唆されています。

つまりこれは、偶発的な争いではなく、「残忍で計画的かつ効率的」な殺害だったと研究チームは結論づけています。

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