飼い主のいない保護犬が、受刑者と一緒に暮らす。刑務所の「保護犬育成プログラム」に「これは応援したい」の声

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飼い主がいない保護犬が、刑務所で受刑者と一緒に暮らす。

一部の刑務所で実施されている、興味深い取り組みの様子を収めた動画がSNSに投稿されました。

5月25日、法務省矯正局が公式X(@MOJ_KYOUSEI)に、1本の動画を投稿。

動画には広島県尾道市にある「尾道刑務支所」で実施されている、「保護犬育成プログラム」の様子が収められています。

同プログラムは受刑者が保護犬と一緒に生活しながら人に慣れさせるトレーニングを行い、家庭への譲渡に貢献するものです。

一部刑務所における拘禁刑下の取り組みとして、動物保護団体などの協力のもとで実施されています。

「保護犬」は野犬や捨てられたなどさまざまな事情から飼い主がいない犬のことで、人に対して強い警戒心を持っていることも少なくありません。

また地域や事情によってはやむなく殺処分されることもあり、その対応が大きな社会課題となっています。

そんな保護犬にトレーニングを行い、エサやりやブラッシング、散歩などができるようになれば、一般家庭へ譲渡する道が開けてきます。

一方、受刑者は保護犬との関わりの中で他者や社会の役に立っていることを感じ、思いやりの心をはぐくむことができるとされているのです。

日本では令和7年6月に「拘禁刑」が導入され、受刑者の立ち直りや社会復帰が求められているという現状があります。

法務省矯正局ではその現状を踏まえ、保護犬育成プログラムは再犯防止や社会課題の解決にも役立つものとして、今後も推進するとしていました。

なお同局のXには「保護犬育成プログラム 第2回」と題して、保護犬「ナチュレ」がプログラムを卒業する際の様子も投稿されていますよ。

SNSでも大反響

尾道刑務支所で実施されている「保護犬育成プログラム」の様子には

「全国の施設で積極的に取り入れていただきたいプログラムです」
「チャッピーも皆様も頑張ってください」
「本当に毎日ご苦労様です」
「これは応援したい取り組み」
「すごい取り組み!」

といった、たくさんのコメントが寄せられていました。

拘禁刑とは?

令和7年6月1日に懲役刑と禁錮刑が廃止され、新たな刑として拘禁刑が創設されました。

拘禁刑は、個々の受刑者の特性に応じたきめ細かな処遇の実現により、効果的な改善更生と円滑な社会復帰を図ることを目的としているとされています(法務省の公式サイトより)。

 法務省矯正局とは?

矯正局は法務省の内部部局で、犯罪や非行をした人たちを収容する矯正施設(※)における業務がよりよく運用されていくよう、計画や提案、指導や監督を行っています(※刑事施設(刑務所、少年刑務所、拘置所)、少年院、少年鑑別所のこと)。

矯正施設では多職種からなる矯正職員が協力し、犯罪や非行をした人たちの収容を確保(逃走などを防止)しながら科された刑罰や処分を受け止め、矯正施設の中でしっかりと取り組むよう導くことで自らの罪を反省させ、償わせることを重要な目的としています。

さらに受刑者が社会復帰できるようにして、再犯・再非行を防止することも必要だと掲げ、それによって国民が犯罪被害を受けることのない、安全で安心して暮らせる社会の実現に役立ちたいと記しています(法務省の公式サイトより)

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