飲まず食わずで5日間漂流、クーラーボックスで浮かんでいた漁師を救助 メキシコ海軍

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(CNN) 水も食料もない状態で、メキシコ沿岸から160キロ以上離れた海上を5日間漂流していた漁師2人が19日、救助されたことが分かった。メキシコ海軍が明らかにした。

捜索救助活動が始まったのは14日。2人が所属する漁業協同組合から、53歳と32歳の漁師と連絡が途絶えたという遭難信号が寄せられた。

メキシコ海軍は海上や空から大西洋の広い範囲を捜索し、最終的にチアパス州の沖合約240キロの地点で、漁業用の大きなクーラーボックスに乗って浮かんでいる男性2人を発見した。チアパスはグアテマラと国境を接するメキシコ南部の州。

海軍によると、2人ともヘリコプターで港へ空路搬送され、手当てを受けた後、家族と再会したという。

メキシコ海軍は2人の身元を公表していない。2人の船が航行不能になった経緯は不明だ。

海軍が公開した映像には、救助隊が接近する中、青緑色の大きなボックスに乗って暗い海に揺られる男性2人の姿が映っている。船はクーラーボックスに近づき、2人は安全な場所へと引き上げられている。

漁師の1人はメキシコ海軍が公開した動画で、「この数日は生き延びられるとは思っていなかった」とコメント。「我々にできたのは、神に祈り、海軍の皆さんの助けを待つことだけだった」と振り返った。

もう1人は「想像しうる限り最も過酷な体験だった」「たとえ最悪の敵であっても、こんな目には遭ってほしくない」と話している。2人は海上で過ごした5日間、食べ物や飲み物を「一切何も」口にしなかったという。

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