(CNN) 米テキサス州の陸軍基地で起きた銃撃事件に関連して、ニダル・ハサン死刑囚に対する銃殺刑執行の様子をライブ配信するかどうかをめぐって米国のドナルド・トランプ大統領と側近らが協議を続けている。事情に詳しい関係者2人によると、大統領は、同死刑囚の腰から下が麻痺(まひ)していることを知らなかったと打ち明けているという。
ハサン死刑囚に対する銃殺刑の一般公開予定については、ピート・ヘグセス国防長官が先週明らかにした。しかし関係者によると、大統領はこの時点でヘグセス長官が発表するとは認識しておらず、当初はどう対処すべきか迷っていたという。ただ、銃殺刑自体については賛成していて、公の場でもその立場を表明していた。
ヘグセス長官が8日にX(旧ツイッター)への投稿でライブ配信の予定を確認した後も、トランプ大統領は対応について複数の顧問や側近に意見を求めていた。
そうした協議の過程でトランプ大統領は、ハサン死刑囚が2009年の銃撃事件で警察に背中を撃たれて腰から下に麻痺が残り、車椅子を使っていることを知った。それによって、死刑執行の公開に賛成する気持ちが薄れたという。
計画の中止を検討する理由について関係者の1人は、トランプ大統領がイメージのことを深く理解しているためだと指摘する。また、銃殺刑を公開すれば敵国やテロ組織がプロパガンダに利用して、ハサン死刑囚を殉教者として描こうとする恐れがあるという指摘にも耳を傾けているという。

フォートフッド陸軍基地での銃撃事件の犠牲者13人を追悼する式典=2009年/Joe Raedle/Getty Images
トランプ大統領は10日、記者団に対し、「公開しないか、公開するかという二つの考え方がある。公開すれば、ほかの人々があんなことをやろうとは思わなくなるかもしれない。最終的には私が決める。軍がどうしたいかは知っているが、その決定は私が下す」と強調した。

9 時間前
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