金が錆びない「新しい理由」を発見――単に酸素と反応しないだけではなかった

1 日前 3

そもそも、金はなぜ”金色”なのか

そもそも、金はなぜ"金色"なのかそもそも、金はなぜ"金色"なのか / Credit:Canva

ほとんどの金属は「銀」をしています。

鉄も、アルミも、ニッケルも、銀そのものも、みんな似たような銀灰色です。

それなのに、金は「金色」です。

では、なぜ金だけ、あんな色をしているのでしょうか。

答えは、原子のなかで電子がどう動いているか、という話につながります。

物体に色がついて見えるのは、ざっくり言えば、その物体の電子がどの色の光を吸い込み、どの色の光を返してくるかで決まります。

ふつうの金属では、電子があらゆる色の光をまんべんなく反射します。

だからすべての色が混ざって、私たちの目には銀色に見えるのです。

ところが、金は事情が違います。

金の原子は重く、その中心にある原子核の引力も強い。

すると、そのまわりを飛ぶ電子は、ものすごい速さで動かないと、原子核に引きずり込まれてしまいます。

どのくらいの速さかというと――なんと光速の半分以上にもなります。

金が金色なのは相対性理論で説明できます金が金色なのは相対性理論で説明できます / Credit:最も原子核に近い電子の速度。金はその速度が光速の58%にも達する

この光速の58%という速度は他のよく見る「銀色」の金属と比べて圧倒的です。

そして光速に近い速度で動くものには、アインシュタインが発見した「相対性理論」の効果が現れてきます。

光速に近づくにつれて、金の電子は”重く”なり、その影響は金の電子軌道全体に大きな影響を与えます。

その結果、金の電子は青い光を吸い込みやすい状態になり、逆にそれ以外の色が反射しやすくなるわけです。

結果、私たちの目に残るのが――黄色なのです。

金が金色なのは相対性理論のお陰というわけです。

さて、金が”金色である理由”はわかりました。

では金は、その輝きをなぜ何千年も保てるのでしょうか。

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