英、サウジ防衛にタイフーン戦闘機を派遣へ 激しさ増すフーシの攻撃に対抗

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(CNN) 英国は20日、イランを後ろ盾とするイエメンの反政府武装組織フーシの攻撃からサウジアラビアを守るため、戦闘機を派遣する方針を明らかにした。

英国防省は声明で、サウジの都市や重要インフラを守るため、英空軍のタイフーン戦闘機を使った「防御的な対空任務」を実施すると発表した。

フーシはここ1カ月、サウジへの攻撃を強めており、石油施設や空港などの重要インフラに向けて弾道ミサイルやドローン(無人機)を発射してきた。

英首相府の報道官が記者団に明らかにしたところによると、英国はすでにサウジへ空中給油支援を提供しているほか、国家防衛を支援する目的で防空装備や人員を派遣している。

報道官によると、タイフーンはサウジに向けて発射されたミサイルやドローンを迎撃する任務に当たる。イエメン国内で攻撃作戦を行うことはないという。

フーシが7月、紅海を航行するサウジの船舶やサウジの国内インフラを攻撃目標にする方針を発表して以来、紛争は激しさを増している。この発表に先立ちサウジは、フーシの支配下にあるイエメンの首都サヌアの空港を攻撃していた。

フーシはここ数週間で攻撃を強化しており、サウジの首都リヤドにあるキング・ハリド国際空港を繰り返し攻撃。このうち1回では13人が死亡、300人以上が負傷し、サウジに対するここ10年あまりの攻撃で最多の死者を出した。

これに対しサウジは、激しさを増すフーシの攻撃に対抗するため、周辺地域や欧米の協力国に軍事支援を求めている。フランスは、軍要員を含む防衛戦力の派遣に応じた。現地には100人を超える米軍の顧問が駐留しており、新たに設置された統合コマンドの下、情報提供や攻撃目標の選定を支援している。
英国のストリーティング国防相は声明で、「我が国の友好国サウジアラビアに対するフーシの度重なる攻撃は、断じて許しがたい」と非難。「特にリヤドの空港を攻撃目標に据えたことは、地域情勢を緊迫化させるためなら手段を選ばないフーシの姿勢を示している」と述べた。

サウジの戦闘機による支援を受け、フーシと対立するイエメン政府軍の地上部隊は、失った領土の奪還に向けた反転攻勢を開始した。しかし激しい空爆や地上攻勢にもかかわらず、フーシは主要拠点の支配を維持しており、敵対勢力に対するミサイルやドローン攻撃を続けている。

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