「能力を持て余している」という感覚が、仕事に不満を抱かせる

11 時間前 2

「自分がやる仕事ではない」という感覚はどこから来るのか

職場には、誰かがやらなければならない仕事がたくさんあります。

ホテルやレストランのような接客業では、受付、案内、待機、入力作業、清掃、補助的な業務など、状況に応じて幅広い仕事を担当する必要があります。

しかし同じ仕事でも、ある人にとっては普通の業務であり、別の人にとっては「自分にやらせるのは不当だ」と感じられることがあります。

研究チームが注目したのは、従業員が「自分はこの仕事に対して能力や経験が高すぎる」と感じる状態です。

これは、客観的に見て本当に優秀かどうかではなく、本人がそう感じているかどうかを指します。

研究チームはまず、アメリカとイギリスの参加者109人を対象に、ホテルのフロント係を想定したシナリオ実験を行いました。

参加者には、従業員が「修士号と6年の管理職としての経験を持つ人物」である場合と、「高校卒業で1年の経験を持つ人物」である場合が示されました。

そのうえで、客がいないロビーに立っている、古いソフトの報告書を新しいシステムへ手入力する、といった仕事が、その従業員にとって妥当かどうかを評価してもらいました。

結果として、高い学歴や経験を持つ設定の従業員ほど、同じ仕事を「自分の時間に見合わない」「ふさわしくない」と評価されやすくなりました。

つまり、仕事の内容が同じでも、その人の学歴や経験をどう想定するかによって、仕事の妥当性の評価が変わる可能性が示されたのです。

より詳細な結果は、実際の職場で行われた調査から見えてきました。

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