(CNN) 米トランプ政権は3日、100人あまりのベネズエラ移民を本国に送り返した。送還便の運航は、6月にベネズエラを大地震が襲って以降、初めてだった。
6月までは毎週何百人ものベネズエラ人を送還していたが、マグニチュード7超の連続地震が発生して以来、送還を中断していた。この地震では6000人以上が命を落とし、壊滅的な被害が広範囲に広がった。
146人を乗せた前回の送還便は、地震発生のわずか数時間前にベネズエラに到着。収容されたホテルが地震で倒壊し、多数が犠牲になった。
CNNスペイン語版によると、ベネズエラ移民147人を乗せた今回の便は3日にフロリダ州マイアミを出発してベネズエラのアンソアテギ州に到着。バルセロナ市のヘネラル・ホセ・アントニオ・アンソアテギ国際空港に着陸した。前回の便が地震発生前に利用したシモン・ボリバル国際空港は、地震で大きな被害が出た。
米国土安全保障省は、「ICE(移民税関捜査局)が成功裏に排除便を遂行した」と発表。報道官は4日、「作戦の安全上の理由から、今後の排除作戦については確認しない」とした。
ベネズエラ側の帰還プログラム責任者は送還された移民について、「帰宅して家族と再会し、教育を継続し、生産に携わり、国家の発展に貢献する」とSNSに投稿した。
移民の多くはベネズエラの経済危機や政治的弾圧から逃れ、命の危険を冒して米国へたどり着いていた。
しかし米最高裁は昨年10月、人道支援計画に基づき入国が認められたベネズエラ移民30万人について、トランプ政権が一時的な保護資格を打ち切ることを認めた。
以来、米政権はベネズエラ移民の送還を続け、大地震発生前の5月だけで1746人が送還されていた。

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