アメリカ北西部のイエローストーン国立公園で7月10日、キャンプ場を訪れていた男性がバイソンに襲われ、空中に投げ飛ばされた。
バイソンが出現したのは、イエローストーン湖のそばにある、ワイオミング州のブリッジベイキャンプ場だ。
現場に居合わせた写真家のカール・マクラウドさんは、雄のバイソンが夕方にキャンプ場に入ってきたことを妻から知らされ、安全な距離から撮影したとカウボーイ・ステート・デイリーに説明している。
バイソンは最初、携帯電話で撮影していた子どもたちのグループに向かって突進したという。
子どもたちが散り散りになって逃げた後、バイソンは土の上で体を転がし始めた。その様子を祖父と孫の2人組が離れた場所から撮影していた、とマクラウドさんは振り返っている。
2人は撮影後にその場を離れて木の陰に身を隠したものの、バイソンは白いトラックが通ったのを見て再び興奮したという。
走り去ったトラックに突進するような素ぶりを見せた後、木陰に身を隠していた祖父と孫の方へ向かっていった。
孫は無事に逃げ切ったものの追いつかれた祖父はバイソンに頭突きされ、宙に投げ飛ばされた。
マクラウドさんは「バイソンは、左の角を男性の腰に引っかけ、そのまま空中へ放り投げました。男性は一回転して横向きに地面に落下しました。バイソンは少なくとも約6フィート(約1.8メートル)ほどの高さがあり、男性はさらに数フィート(1メートル)ほど上まで跳ね飛ばされていました」と語っている。
バイソンはそれ以上は男性を襲わなかったものの、その場で頭を激しく振っていたため、マクラウドさんは助けようと撮影を中止し、大声をあげながらバイソンの方へと走り出したという。
マクラウドさんは、周りにいた人も一緒に向かっていったところバイソンは走り去ったとカウボーイ・ステート・デイリーに証言している。
CNNによると、襲われたのは13歳の孫と一緒にキャンプ場を訪れた65歳のカール・マクダニエルさんで、夕食後の散歩中にバイソンに遭遇したという。
マクダニエルさんは約2時間かけて病院へ搬送され、検査の結果、大腿骨を4カ所骨折したほか、全身に複数の打撲を負っていたことがわかった。12日に手術を受け、翌日には立ち上がれたという。
マクダニエルさんは「居合わせた人たちは皆、本当に素晴らしかったです。全員ができる限りのことをして助けようとしてくれました」とCNNにコメントしている。
イエローストーン国立公園では、6月26日にも12歳の子どもがバイソンに襲われて負傷している。
米国立公園局によると、6〜9月はバイソンの発情期だ。雄のバイソンは発情期に攻撃的になることがあり危険だという。
国立公園局はバイソンなどの大型動物からは少なくとも約23メートルほどは距離を取るよう求めている。

2 日前
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