激しい下痢を起こす寄生虫感染症、米国で昨年をはるかに上回る症例数 野菜が原因との見方も

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(CNN) 米疾病対策センター(CDC)は14日、5月1日以降に国内で感染が確認されたサイクロスポラ症の症例は1645件に上り、さらに5100件以上について調査が進められていると発表した。近年に比べ症例数が大幅に増加した計算になる。

CDCによると、中西部ミシガン州とオハイオ州で拡大している集団感染は、ウェストバージニア州やケンタッキー州の症例とも関連があるという。サイクロスポラ症の患者は水状の下痢や、腹部のけいれんや張りといった症状が出ることがある。

米国では5月1日以降、34州で症例が確認された。連邦保健当局によると、複数の調査が進行中。中西部で起きている大規模感染と関連する症例のほか、単一の州に限定される症例や、どのクラスターとも関連付けられていない症例もある。

CDCの健康注意情報によれば、寄生性原虫サイクロスポラの活動は春から夏にかけて活発になるが、5月1日以降に確認された症例数はすでに、昨年同時期の6倍あまりに達している。確認済みや調査中の感染疑い例7000件以上も含めると、今年の総数は昨年同時期の27倍に上る。

CDCに入手可能なデータによると、感染者のおよそ11人に1人が入院した。死者は報告されていない。

CDCが14日に出した追加通知によると、ミシガンとオハイオ、ウェストバージニア、ケンタッキーの少なくとも4州にまたがる400件以上の症例が「疫学的に関連しているとみられ、共通の感染源が存在する可能性がうかがえる」という。

ミシガン州保健局は今回の集団感染の調査中、3300件を超えるサイクロスポラ症の症例を報告した。調査の一環で1000人以上から聞き取り調査を行った結果、現時点ではレタスやサラダに使う葉物野菜が感染源となった可能性が示されている。

ただ、ミシガン州はどんな可能性も排除していないと述べ、「特定のタイプの農産物や生産者、供給業者が感染源と確認されたわけではない」と説明している。

サイクロスポラ症は通常、人から人へ直接感染することはなく、汚染された食べ物や水を摂取することで感染する。CDCによると、過去の集団感染では生野菜が関係していたという。

米農務省食品安全検査局の2023年の報告書によると、米国の記録上、最も大きなサイクロスポラ症の集団感染では約1500件の症例が発生。原因はラズベリーだった。

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