(CNN) 今年の「野生動物写真家コンテスト」で、死んだ子どもを運ぶゾウの姿を捉えた胸に迫る写真が大賞に選ばれた。
受賞作のタイトルは「The Aftermath(その後)」。イタリア人の写真家、フェデリコ・ベロネージ氏が撮影した。コンテストを主催する英自然史博物館の13日の発表によると、アフリカ南西部のナミビアで死んだ我が子を運ぶメスのゾウを捉えた写真だという。
キャシー・モラン審査委員長は声明で、「この写真はさまざまな面で見る者に訴えかける。感情を強く揺さぶり、胸が締めつけられるほど切ない。知的な観点では、動物に認知能力があることを示す証拠でもある」と評価した。
若手写真家に贈られる「ヤングフォトグラファー」賞には、フンを転がすフンコロガシを撮影したオスカー・ウィットフィールドさんが選ばれた。
タイトルは「Labour of Love(愛を込めた仕事)」。ウィットフィールドさんは地面に腹ばいになりながら、レンズの前を通り過ぎるフンコロガシを撮影した。
審査員は声明で「見事な出来栄え。これほど小さく、絶えず動き回る被写体を撮影するのは難しいが、この写真は細部まで意図があるように感じられる」と評価した。
「構図から物語の全体像が浮かび上がってくる。そうすることで、この写真は私たちが普段見過ごしたり、取るに足らないと思ったりしているもののおかげで、命のサイクルが成り立っていることを静かに浮き彫りにした」
審査員は他にも十数部門の受賞作品を選んだ。いずれも、今月16日から英ロンドンの自然史博物館で始まる展覧会で展示される予定だ。
主催者によると、今年のコンテストには世界121の国と地域から過去最多となる6万5403点の応募があった。

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