「新種の深海生物」31種をブラジル沖で発見

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新発見されたユニークな生物たち

ブラジル沖の中層水域では、透明なクラゲや粘液の家を作る生物など、31種の新種候補が確認されました。

今回確認された31種には、

・カニやロブスターに近い甲殻類であるヨコエビの一種

・透き通った体をもつ海洋ワーム

・9種のクラゲ

・7種のクダクラゲ

・7種のクシクラゲ

・4種のオタマボヤ

・2種の巨大リザリア

が含まれています。

画像新たに見つかったクシクラゲの一種/ Credit: ROV SuBastian / Schmidt Ocean Institute

なかでも印象的なのが、クシクラゲやクダクラゲのような、現実離れした姿の生き物たちです。

クシクラゲは、きらめく繊毛を使って泳ぐことで知られています。

クダクラゲは一見すると1匹の生き物のように見えますが、実際には役割の異なる小さな個体が集まってできた群体生物です。

画像オヨギゴカイ属の新種、水深4000m付近で発見/ Credit: ROV SuBastian / Schmidt Ocean Institute

また、オタマボヤ類はオタマジャクシのような姿をした生き物で、粘液で作った「家」の中に暮らし、流れてくる小さな餌の粒子を捕まえます。

さらにリザリア類は、単細胞生物でありながら肉眼で見えるほど大きいという、常識を揺さぶる存在です。

主任研究者であるスミソニアン国立自然史博物館のカレン・オズボーン博士は、中層水域を「私たちがようやく理解し始めたばかりの驚くべき動物たちに満ちた場所」と表現しています。

実際、チームは予想以上に多様で豊かな生物相を目撃しました。

そこにはガラスイカ(glass squid)や、鮮やかな赤いクラゲを捕食する外洋性のタコも含まれていたといいます。

こうした生物たちの多くは、柔らかくゼラチン質の体をしています。

これは水圧の高い環境で生きるうえでは有利ですが、従来の採集方法では簡単に傷ついたり、形が崩れたりしてしまいます。

つまり中層水域の生物は、そこに行くだけでも難しく、たとえ見つけても、壊さずに調べることが非常に難しい存在だったのです。

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