女子のスラックス、男子のスカート。高校生の93%が肯定の一方「クラスで浮く」「陰口」の懸念も

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菅公学生服は、性別に関わらず選択・着用できる制服について、高校生を対象にした意識調査の結果を発表した。

93.2%が、性別に関わらず選択できる制服(学校制服で男女共通のデザインや、女子生徒のスラックス、男子生徒のスカート着用など)を肯定的に評価した一方で、「クラスで浮いてしまうと思う」「陰口を言われると思う」といった回答も見られた。

同社は「制服の選択肢への理解が広がる一方で、生徒が安心して自分らしい選択ができる学校環境づくりには、教室の雰囲気や周囲の理解といった”心理的安全性”も重要であることがうかがえる」と分析している。

9割超が肯定も、「陰口」などの懸念も

調査は7月、全国の高校生500人(男子170人、女子330人)を対象に、インターネット上で実施した。

近年、性別に関わらず制服を選択できる環境づくりが進む一方で、生徒たちが実際に安心して制服を選べるのか、その意識を調べた。

制服の多様化について、「とても良い取り組みだと思う」が50.6%、「良い取り組みだと思う」が42.6%と、9割超の高校生が肯定的に受け止めていることがわかった。また73.4%の高校生が、自身の学校で「スラックスを着用している女子生徒がいる」と回答した。

「あなたのクラスで、『女子のスラックス』や『男子のスカート』を着て登校する生徒がいたら、まわりの生徒はどのような反応をすると思うか」という問いに対しては、「最初は違和感があっても、見慣れると気にならなくなると思う」が59.8%で最多。「本人の自由だから気にしないと思う」が25.8%と続いた。

「『おしゃれ』『かっこいい』などポジティブに受け止めると思う」は9.8%、「最初から、ごく普通のこととして受け入れると思う」は9.4%だった。

一方で「クラスの中で少し浮いてしまうと思う」(18.4%)、「めずらしがって、ジロジロ見ると思う」(14.4%)、「クラスやSNSなどで、陰口(うわさ話)を言われると思う」(8.6%)、「直接からかわれたり、いじられたりすると思う」(6.6%)、「いじめにつながる(いじめられる)と思う」(5.4%)といった意見もあった。

性別に関わらず自分の着たい制服を「生徒が安心して着ることのできる学校」にするために必要だと思う取り組みについては、「LGBTQや多様性に関する正しい知識を学ぶ授業」が51.8%で最多。「校則の見直し」(41.2%)や「先生や学校側からの積極的な説明やアナウンス」(22.2%)が続いた。

同社は調査結果について、「多くの高校生が、性別にとらわれず選択できる制服を前向きに受け止めていることが明らかになりました」と指摘。制服の選択肢があっても、「陰口を言われると思う」などの回答も見られ、「安心して選択できる学校環境には、なお課題が残ることも示されました」としている。

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