「奥能登って泊まれる?」営業中の宿をマップで検索可能に。“見える化”したサイト、地元団体が公開

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「奥能登に行きたい。でも、泊まれる場所があるのか分からない」――。

そんな“宿探しの壁”を解消しようと、宿泊施設をまとめたウェブサイトいま泊まれる奥能登が公開されている。

能登半島北端部の奥能登への“人の流れ”を生み出すきっかけになりそうだ。

「能登らしい宿はたくさんあるのに…」

ウェブサイトを運営しているのは、奥能登の出身者らで構成する地元団体のとテラス」

石川県を拠点とするコミュニティ財団「ほくりくみらい基金」の助成を受け、制作した。

制作のきっかけとなったのは、「奥能登に行きたいけど、ホテルが見つからない」「泊まれる場所があるのか分からない」といった声が多く寄せられていたことだった。

2024年1月1日の能登半島地震以降、珠洲市、輪島市、能登町、穴水町の奥能登4市町などでは、民宿やゲストハウス、一棟貸しなど、“能登らしい宿”が少しずつ営業を再開している。

一方で、大手旅行予約サイトなどに情報を掲載していない宿も少なくなく、営業を再開していても、インターネット上の情報が更新されていないケースもあった。

のとテラス代表で、能登町出身の池崎千佳子さんは取材に、「能登らしいスタイルで営業している宿はたくさんあるのに、その事実が知られていないことにもどかしさがありました」と語る。

QRコードから「今泊まれる奥能登」を開くと、このように表示される
QRコードから「今泊まれる奥能登」を開くと、このように表示される

Keita Aimoto

Googleマップに170以上の施設を掲載

そんな課題感から立ち上がった、「いま泊まれる奥能登」

ウェブサイトには、珠洲市、輪島市、能登町、穴水町、志賀町のホテルや旅館、民宿、ゲストハウスなど、170以上の宿泊施設が掲載されている(5月18日時点)。

特徴的なのが、Googleマップを活用した分かりやすい表示だ。

チラシなどに掲載されたQRコードを読み取ると、奥能登周辺の地図が表示され、営業状況が色分けされたピンで確認できる。

赤色は「宿泊可能」を示しており、ピンをタップすると、外観や内観の写真、電話番号、公式サイト、SNSなども確認できる。

一方、緑色は「宿泊不可」。オレンジ色は「順次再開予定」などの施設を示している。

掲載情報は、のとテラスのスタッフらが災害後の2025年以降、現地を直接訪問するなどして営業状況を確認したという。

「のとテラス」代表の池崎千佳子さん。福島県双葉町を訪れた際、「ステーションプラザふたば」に「いま泊まれる奥能登」のチラシを置かせてもらえることになった「(5月18日撮影、福島県双葉町で)
「のとテラス」代表の池崎千佳子さん。福島県双葉町を訪れた際、「ステーションプラザふたば」に「いま泊まれる奥能登」のチラシを置かせてもらえることになった「(5月18日撮影、福島県双葉町で)

Keita Aimoto

「観光や交流が復興の力になる」

宿泊予約については、各事業者に直接問い合わせる必要があるが、地図を見ながら旅行プランを組み立てられるのも魅力の一つだ。

池崎さんは取材に、「時々、『能登はまだ復興途中だから行かない方がいいのでは』と心配される方もいます。復興途上であることは事実で、直っていない道や崩れたままの山もある。でも、それも含めた今の『頑張ってる能登』を見に来てほしいし、応援してほしいです」と語った。

現地を訪れ、観光したり地元の人々と交流したりすることも復興の力になるといい、「宿泊施設も少しずつ営業を再開しています。観光はもちろん、里帰りやお祭りへの参加にもぜひ活用してください」と呼びかけた。

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