北京(CNN) 中国当局は2日、北京の最高層ビルに突っ込んだ小型機について、操縦していたのは地元在住の66歳の男性で、以前から自殺をほのめかしていたと発表した。
小型機は6月26日夕、オフィスや大使館などが集まる地区にある109階建てのCITICタワー(高さ528メートル)に突っ込み、パイロットの男性が死亡したほか、13人が負傷した。
中国政府はこの衝突に関する情報統制を徹底させ、当局が発生の事実を確認するまでにほぼ丸1日を要した。
北京市朝陽区の2日の発表によると、小型機を操縦していたパイロットの男性は6月26日午後、中国国産の山河科技製2人乗り単発機「オーロラSA60L」を操縦して北京北東部の空港を離陸。同機は指定された航空ルートを外れて空港との連絡が途絶え、CITICタワーに衝突した。
市は自殺に言及していたとされる本人の日記を引用し、男性は離婚歴のある独り暮らしの自営業者で、慢性的な不眠や不安の症状に苦しんでいたと説明。捜査の結果として、個人的な理由で公衆の安全が脅かされた事件だったと断定した。

タワーに携帯電話を向ける男性。高層階に外壁に損傷が見られる/Maxim Shemetov/Reuters
負傷した13人はいずれも命に別条はなく、1人は既に退院したとしている。
衝突直後、CITICタワー周辺の道路にはガラス片や機体の残骸が散乱し、現場はパニック状態に陥った。

衝突後、CITICタワーの足元に集まった緊急車両/Johannes Neudecker/picture-alliance/dpa/AP
しかしその後間もなく、現場はまるで何もなかったように静まり返った。
衝突に言及した投稿や衝撃的な映像などは、瞬く間に中国のSNSからかき消された。道路をはさんで向かい側にある中国中央電視台(CCTV)も含めて国営メディアは当初、衝突のニュースを一切伝えなかった。

2 ヶ月前
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