動物園にヒナが落下。近づいた1頭のサルが……→“その後の行動”にネット「貴重な瞬間」「思わず涙が……」 米

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米ニューメキシコ州アルバカーキにある動物園「ABQバイオパーク」が6月27日(現地時間)、園内に暮らすフクロテナガザルの“とある行動”を捉えた1本の動画をSNSに投稿しました。

その心温まる内容に、ネット上では大きな反響が寄せられています。  

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Kutredrig / Getty Images

落下したヒナを拾い上げたフクロテナガザル。すると……

同園によると、投稿の約1カ月前、3頭のフクロテナガザルが暮らすエリアに、鳥のヒナが落下するというハプニングが発生しました。

これに気づいたメスのイブちゃんは、落下したヒナを拾い上げます。

飼育員は「何をするのだろう……」と少しドキッとしますが、イブちゃんが見せたのは意外な行動でした。

ヒナが鳴き声をあげるたびにあやすような素振りを見せたり、くちばしを自分の胸に近づけて授乳しようとしたりと、まるで本当の我が子のように接し始めたのです。

動画には、「どうしたらいいんだろう……」と困ったような表情で、周囲を見渡すイブちゃんの姿が映っています。

最後の最後まで、ヒナの様子を見守る

さらにイブちゃんは、同居する他の2頭がヒナを傷つける可能性を察したのか、ヒナを守るように室内スペースへと連れていきました。

飼育員がヒナを保護してエサやりをする際にも、すぐ隣でヒナを見守っていたのだとか。

同園は今回の行動について、イブちゃんには5歳の子どもがおり、「母性が働いたのでは」と考えています。

また、ヒナにケガはなく、健康状態にも問題は見られなかったとのこと。その後、無事に母鳥と再会したそうです。

コメント欄には「すてきなお話」「とても貴重な瞬間」「思わず涙があふれだしました」など、反響が寄せられています。

フクロテナガザルとは?

米ワシントンD.Cにあるスミソニアン国立動物園によると、フクロテナガザルはマレー半島とスマトラ島の山岳地帯に広がる熱帯雨林やモンスーン林に生息する霊長類です。

体長は約74~89センチメートルで、ほかのテナガザル科よりやや大型。腕の長さは体長の約2.5倍にも達するといいます。

最大の特徴は、鳴く際に喉の袋を大きく膨らませること。遠くまで響く大きな鳴き声で互いの存在を把握できるため、縄張り争いに発展することはほとんどないそうです。

日本では、愛知県名古屋市の東山動物園で飼育されているフクロテナガザルのケイジくんが、鳴き声で一躍有名になりました。

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