
この記事の要点
- Flyfi、30種類以上の仮想通貨に対応したホテル予約サービスを開始
- 登録不要で世界30万件超のホテルを仮想通貨決済で予約可能に
まずは仮想通貨決済を詳しく
30種超の仮想通貨でホテル予約可能に
ドバイに拠点を置く仮想通貨決済対応のオンライン旅行代理店「Flyfi(フライファイ)」は2026年7月22日、プライバシー重視のホテル予約サービスを公式サイト上で開始したと発表しました。
同サービスはビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)のほか主要なステーブルコインなど30種類以上の仮想通貨に対応しており、世界各地にあるプレミアムホテル30万件超から予約先を選べるとしています。
予約時のアカウント登録も不要とされており、仮想通貨を日常的に利用するユーザーは、資産を法定通貨へ換金したり個人情報を細かく入力したりすることなく宿泊を手配できるようになります。
サービスの開始にあわせて、シンガポールで開催される「Token2049」をはじめとする主要な仮想通貨カンファレンス向けの宿泊パッケージも同時に公開されました。
予約から仮想通貨決済まで自動化
登録不要の予約導線とイベント向け宿泊
ウォレットだけでホテル予約が完了
登録不要の仕組みについて、Flyfiは大手予約サイトで一般的なアカウント作成や広範な個人情報の入力、法定通貨での決済を省いた形で予約を組み立てたと説明しています。
利用者はウォレットを接続しホテルを選んで仮想通貨で決済するだけで手続きが終わり、おおよそ数分以内には予約確認が手元に届く流れになるといいます。
同社によると、収集する情報は予約に必要な範囲に限られ、顧客データの販売や分析、リターゲティング広告への転用も行わないとしています。
料金面でもAI(人工知能)を活用した検索機能であらかじめ宿泊料金が提示され、チェックアウト時に追加料金が発生することはないと示されています。
こうした条件で予約できるホテルはヨーロッパ・南北アメリカ・アフリカ・アジアの主要都市に広がっており、いずれもプレミアムクラスの施設が中心となっています。
カンファレンス参加者向けの宿泊パッケージ
こうした予約の仕組みを土台に、Flyfiは仮想通貨カンファレンス参加者に照準を合わせた専用ホテルパッケージを、開業の実証第1弾として打ち出しました。
対象にはまず、シンガポールの「Token2049」とその前後のサイドイベント週間「After2049」、インドのムンバイで開かれるイーサリアム開発者会議「Devcon 8(デブコン8)」が挙げられています。
これらに続いて、Consensus(コンセンサス)やETHDenver(イーサデンバー)、NFT.NYCに向けたパッケージも順次用意される予定といいます。
さらにParis Blockchain Week(パリ・ブロックチェーン・ウィーク)まで含めた展開が、2027年にかけて進められる計画とされています。
各パッケージでは、カンファレンス会場やサイドイベント会場へのアクセスを重視した立地にある、5つ星クラスを含むプレミアムホテルが選定されたとしています。
「オンチェーン生活者のための旅行」
カンファレンス参加者を対象にした理由について、FlyfiのCEOを務めるピーター・ジョルジウ氏は「Token2049やDevconに向かう人々は、すでに金融生活をオンチェーンで完結させている」と述べました。
同氏はそのうえで、こうした層ほど移動履歴の記録や追跡型広告への表示を避けたいと考える傾向が強いとし、Flyfiはまさにそうした利用者のために開発されたと語っています。
サービスの狙いについて同氏は「プレミアムホテルに仮想通貨で支払い、数分で予約が終わる。身の上を丸ごと差し出すことも、資産を3度換金することもない」と表現しました。
コンシェルジュと今後の拡充計画
パッケージ化された宿泊に加え、グループ予約や長期滞在、高度なプライバシー確保といった個別の要件にも、専任エージェントが全工程を担うコンシェルジュサービスで対応するとしています。
このコンシェルジュを通じてはプライベートジェットやヨットのチャーター、オーダーメイドの体験プランも依頼でき、これらの機能は将来的にプラットフォームへ直接統合される予定といいます。
提供の中心は現時点でホテル予約にとどまるものの、同社はフライト・レンタカー・現地アクティビティも仮想通貨決済の対象に順次加えていく方針です。
中南米で進展するBTC決済と実需拡大
仮想通貨決済の実用化、旅行業界にも波及
旅行分野へのこうした広がりと並行して、仮想通貨を日常の支払いに使う動き自体も勢いを増しており、XRPレジャー上ではAIエージェントが実行した決済が100万件を突破したことが報告されています。
一方でBIS(国際決済銀行)は、ステーブルコインの流入が既存の資本規制ではほとんど抑えられないとする調査結果を公表しており、普及が進むほど各国は金融安定を保つ新たな手段を求められる可能性があると分析しています。
Flyfiはこうした環境のなかでToken2049やDevcon 8の宿泊需要に照準を合わせてサービスを立ち上げており、両イベントの開催時期に向けて実際の利用が広がるかどうかに関心が集まっています。
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Source:Flyfi発表
サムネイル:AIによる生成画像

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