(CNN) トランプ米大統領は21日、米国がポーランドに追加で5000人の部隊を派遣すると発表した。ここ最近政権が進めてきた欧州駐留米軍削減の流れを覆す動きとみられる。
1週間前には、ポーランドへの交代派遣が予定されていた戦闘部隊の派遣をヘグセス国防長官が中止していた。国防総省はこの決定について、「米国が必要としている時に欧州諸国が協力してくれなかった」ことへの不満に基づくものだと説明していた。
またトランプ氏は今月初め、ドイツから5000人の部隊を撤退させるとも発表していた。ドイツのメルツ首相は、米国がイランとの戦争で「屈辱を受けている」と発言し、トランプ氏を激怒させた。
対照的にトランプ氏は今回、ポーランドへの部隊派遣について、右派ポピュリストである同国のナブロツキ大統領との良好な関係に基づくものだと明らかにした。ポーランドは、欧州から隣国ウクライナへの支援を供給する重要な経路となっている。
トランプ氏が言及した5000人の部隊がどこから派遣されるのか、また欧州における米軍の兵力にどのような影響を与えるのかは不明。この突然の発表により、欧州に対する米国の姿勢には一段の不確実性が生まれている。トランプ氏はかねて、北大西洋条約機構(NATO)の加盟国がイランとの戦争に異議を唱えたり、自身が十分と考えるだけの支援を提供しなかったりすることに対して不満を抱いていた。
ポーランドはNATO加盟国であり、2022年のロシアによるウクライナ侵攻以来、西側諸国からの軍事援助の主要拠点となっている。
23年、米国はポーランドに米陸軍駐留部隊を設置し、同国における軍事的プレゼンスを強化した。米国は通常、ポーランドに約1万人の兵力を駐留させている。
国防総省は、質問があればホワイトハウスに問い合わせるよう求めた。ホワイトハウスは現時点でCNNからのコメント要請に応じていない。
ナブロツキ氏は21日、X(旧ツイッター)への投稿でトランプ氏に感謝の意を表明。米国とポーランドとの同盟を「ポーランドのすべての家庭、そして欧州全体にとって不可欠な安全保障の柱」と称した。
ナブロツキ氏は25年6月に大統領に選出された。9月にはトランプ氏との会談でホワイトハウスの大統領執務室を訪問。トランプ氏の支持に感謝の意を伝えていた。

1 時間前
1





English (US) ·
Japanese (JP) ·