フランス、猛暑により公共の場での飲酒を制限 欧州に2カ月で2度目のヒートドーム現象

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(CNN) 欧州で2カ月のうちに2度目となるヒートドーム現象が発生し、うだるような暑さに見舞われている。気温は40度を上回り、大陸の広範囲が危険な状況となっている。フランスは公共の場での飲酒を禁止し、スペインはワールドカップ(W杯)観戦を楽しむファンゾーンを閉鎖。英国では6月気温の最高記録を更新するとみられている。

22日にはアイルランドからギリシャにいたる26カ国が猛暑警報を発令した。2カ月で2度目となるこの厳しい気温は大陸上空に居座るヒートドームが原因だ。ヒートドームとは長期間上空に停滞する高気圧で、鍋のふたのように熱い空気を閉じ込めて、押し下げる。この熱波は、熱帯太平洋で発生したエルニーニョが勢力を強める中で起きている。エルニーニョは、世界中で猛暑の頻度と厳しさを高める気候現象だ。

極端な暑さはただちに危険をもたらし、命を落とす事態にさえつながりかねない。エアコンのある家庭が限られている大陸ではなおさらだ。エアコンを持つ世帯は米国が90%前後なのに対し、欧州では約20%にすぎない。

フランスでは21日、96の地域の半数以上が最も深刻な猛暑警報レベルの対象となり、一部地域の気温は40度を上回った。

この日は、フランス各地で数百万人が参加する毎年恒例の音楽祭「世界音楽の日」が開かれたが、同国政府は猛暑警報対象地域に対し、公共の場での飲酒を禁止した。

22日の暑さはさらに厳しくなる見込みで、一部地域では41度を超えるとみられる。AP通信によれば、政府は800校あまりに対し休校を指示した。

フランス気象局は22日、今回の熱波の深刻度について2003年8月のものに匹敵し、最大強度の点ではそれを上回るとの見方を示した。当時の熱波は16日間におよび、1万5000人近くが死亡した。

欧州の他の地域も前例のない暑さに耐えることになりそうだ。英気象庁によると、同国では24日に39度以上に達すると予想されており、6月の気温としては1976年以降で最高となる。

スペインの一部は約37度の気温と熱帯夜に見舞われている。同国気象庁(AEMET)によると、南東部のアルメリア海岸では21日から22日にかけて夜間の気温が30度を下回らなかった。

首都マドリードでは21日、ワールドカップ観戦用の大型スクリーンを設置したファンゾーンが暑さのため閉鎖されたと、ロイター通信は伝えている。

22日は再び極端な暑さになる見込みで、AEMETはX(旧ツイッター)で「国内の大半に重大な危険がある」と注意を呼びかけた。

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