パラマウントがワーナー買収完了 CNNの対トランプ訴訟を支持、編集の独立性も確約

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(CNN) 米国のメディア大手パラマウント・スカイダンスは6日、ワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)の買収を完了した。CNNの新たなオーナーとなったパラマウントのデビッド・エリソン最高経営責任者(CEO)は、従業員向けの全社集会を開き、新たな社名を「スカイダンス」とすることを発表した。

エリソン氏はホワイトハウスへの立ち入り禁止措置をめぐりCNNがトランプ政権を相手取った訴訟を支持し、CNNの報道には介入しないと明言した。

同日ロサンゼルスで開いた記者会見で、スカイダンスは合併に反対していた人々をどう納得させるのかと問われると、エリソン氏は「CNNとCBSニュースが確実に編集面で完全な独立性を保てるようにする。誰が相手でも競えるストリーミングサービスを構築する。こうした約束をすべて実行すれば、信頼を取り戻せる」との考えを示した。

CNNのアンカー、アンダーソン・クーパー氏は全社集会でエリソン氏にスカイダンスの傘下に入ることについてCNNの従業員が抱いている懸念を直接ぶつけた。

これに対し、エリソン氏は「私はジャーナリズムを深く信じている」と述べ、CBSとCNNが担う仕事について「われわれの民主主義にとって不可欠な一部だ」と続けた。

エリソン氏は、CNNのデジタル事業を成長させ、世界各地の新たな視聴者にリーチすることの重要性を強調。スカイダンスがリーチするストリーミングサービス加入者は2億人超に上るとの推計を挙げた。

エリソン家とトランプ大統領とのつながりは、CNNの従業員の間でCNNの独立性をめぐる懸念をかきたてていた。

トランプ氏は昨秋、エリソン氏と、父親で富豪のオラクル共同創業者ラリー・エリソン氏について「友人」であり「多大な支援者」と表現。昨年12月には「CNNは絶対に新たなオーナーに売却されなければならない」と述べていた。

合併について尋ねられたトランプ氏は6日午後、「素晴らしい会社になる。素晴らしい人たちであり、素晴らしい会社になるだろう」と称賛した。

スカイダンスの全社集会では、トランプ氏によるホワイトハウスからの締め出しをめぐってCNN、MS NOW、ポリティコの3社が起こした憲法修正第1条に基づく訴訟についてクーパー氏が追加で質問した。

クーパー氏がCNNと、トランプ大統領への取材権限を完全に回復させるためのCNNの取り組みを支持するかと尋ねると、エリソン氏は「もちろんだ」と応じた。

CNNのマーク・トンプソン会長兼編集長とCBSのバリ・ワイス編集長も全社集会に出席した。両社の報道部門は当面、別々に運営される。

記者会見でエリソン氏は両氏を称賛。「もちろん、マークに満足している。バリにも満足している」と述べた。

記者からトランプ氏との関係について尋ねられると、「我々は現政権と良好な関係にある。私はバイデン大統領とも非常に良好な関係にあった。ティム・スコット上院議員とも、(カリフォルニア州の)ニューサム知事とも良好な関係にある。与野党双方のあらゆる人と話すことが重要だと思う」と答えた。

「われわれはあらゆる人と話をしたい。会社を政治化したくはない」とも付け加えた。これまでのトランプ氏との会合を念頭に置いたとみられる発言で、「我々は取引の審査プロセスの最中にあった。しかし、そうは言っても、今はページをめくり、新たな段階に入っている」と述べた。

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