(CNN) トランプ米大統領は14日、最先端の人工知能(AI)モデルに対する政府規制の強化を求めるAI業界幹部らの声を事実上退けた。高まる世論の懸念への対応より、中国との競争で先行することを優先する姿勢を鮮明にした。
トランプ氏は14日朝、SNSへの投稿で、AIの発展を妨げようとする「病的な陰謀」が進行していると主張。AIモデルが制御不能になるのを防ぐには、自身の監督だけで十分だとの考えを示した。同日午後の別の投稿では、AIをめぐる懸念を「でっち上げ」と呼んだ。
バンス副大統領を含む政権内の他の人物らも、アンソロピックのアモデイ最高経営責任者(CEO)をはじめとするAI企業幹部らが、政府による監督強化を求めるに至った動機に疑問を呈している。
こうした姿勢により、ホワイトハウスはAIへの懐疑的な見方が強まる中で世論と対立し、懸念を真摯(しんし)に受け止めていると有権者に示そうとする、苦境の共和党議員らを困難な立場に追い込んでいる。ホワイトハウス当局者の一部も非公式には、AIの危険性に対するトランプ氏の明らかな無関心ぶりを不安視しているという。トランプ氏は数カ月にわたりこの姿勢を取っており、業界からの警告にも動じる様子は見せていない。
トランプ氏は4日連続で、新たな安全対策の必要性を軽視している。14日には、米国はすでに「これらの企業に対し、刑事上および規制上の絶大な権限を持っている」と述べた。
また、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」に、「AIが必要とする唯一の規制や『ガードレール』は、強くて賢い(IQの高い!)大統領だ。米国には、まさにそうした大統領がいる!」と書き込んだ。

1 ヶ月前
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