(CNN) ウクライナのゼレンスキー大統領は14日、トランプ米大統領が先週ロシアから燃料を購入する新たな取引を発表したことを受け、裏切られたと感じていると明らかにした。
英国の著名司会者ピアーズ・モーガン氏からトランプ政権に「裏切られた」と感じるかと問われ、ゼレンスキー氏は「その通りだ」とコメント。クレムリン(ロシア大統領府)にとって、今回の取引は「紛れもない勝利」だとの見方を示した。
ユーチューブのトーク番組「ピアーズ・モーガン・アンセンサード」でモーガン氏に語った。「強力なパートナーを失いつつあるのは残念だ」とも訴えた。
トランプ氏は11月の米中間選挙を前にエネルギー価格の引き下げを図っており、先週、プーチン大統領がロシア産ディーゼル燃料(軽油)を市場に供給することで合意したとSNSに投稿した。この動きに民主、共和両党から批判が上がり、欧州の同盟国からも反発を招いた。
12日には、ロシア軍がウクライナへの新たな攻撃を開始した。トランプ氏が双方のエネルギー施設への攻撃を停止する「エネルギー停戦」の発効を発表してからわずか数時間後の出来事だった。ただ、ロシアとウクライナはどちらも停戦発効を公に認めていなかった。
モーガン氏とのインタビューの映像はX(旧ツイッター)に投稿された。映像の中でゼレンスキー氏は「これは私たちの国や身体、家、子どもたちの問題だ。だからこそ、トランプ氏が一方の側につくのはつらい」と語っている。
ゼレンスキー氏は「中立の立場を取るなら、中立を貫かないといけない。間違った側についてはならない」とも述べ、「これは歴史の正しい側に立つ行動ではない」と指摘した。
さらに「ロシアは(トランプ氏の)弱体化を望んでいる」「米国の選挙のことなど気にかけていない」と付け加えた。
このところ戦況が比較的膠着(こうちゃく)するなか、ロシア軍とウクライナ軍は互いのエネルギーインフラに対する空からの攻撃を強化している。
トランプ政権はウクライナや欧州の支援国に対し、もしウクライナがロシア領奥深くのエネルギー施設への攻撃をやめなければ、米国は情報共有や、ウクライナ向け米国製兵器の欧州への売却を停止する可能性があると警告していた。

15 時間前
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