オスなしで増える微小動物ヒルガタワムシ、染色体の修復を世代を超えて行っていた

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乾燥を4回くり返し、ゲノムの「そろい」を数える

乾燥を4回くり返し、ゲノムの「そろい」を数える乾燥を4回くり返し、ゲノムの「そろい」を数える / ※画像はイメージです。Credit: Generated by Codex (gpt-image), ナゾロジー編集部

手がかりになったのは、ヘテロ接合性(2本ある染色体の同じ位置で、配列が違っていること)です。

祖先ではばらついていた場所が、子孫ではそろってしまう。

この「そろい」がどこに、どれだけ現れるかを、世代を追って数えました。

実験は、世代ごとに子を1匹だけ選んで続ける形で行われた。

選択の働きを弱め、偶然起きた変化がそのまま残るようにするためです。

片方は水につけたまま、もう片方には10日間の乾燥を4回くり返しました。

たどった世代数は、乾燥させた系統でおよそ75、水につけたままの系統でおよそ135。

終点では、祖先でばらついていた場所のうち、平均4.23%がそろっていました。

揃う速さは、乾燥させた系統のほうが速い。

ただし、そろい方には二つの原因があり得ます。

一つは、その部分がまるごと失われる欠失。

もう一つが、対になるもう1本の染色体を手本にした組換えです。

二つを分けるのは、その場所の配列がどれだけ読み取れたかです。

読み取れた量が減っていれば、欠失。

量はそのままで配列だけがそろっていれば、組換えの跡です。

染色体の端には似た配列のくり返しが多く、読み取りがずれて偽の信号を生みます。

そこで、ゲノムを50〜100キロ塩基(染色体の長さの250分の1ほど)ずつに区切り、祖先と子孫を見比べて、こうした偽の信号を抑えています。

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