全国各地の寺院で今、SNSを使った、観光客や檀家に向けての発信が活発化している。
Instagramなどでお寺の魅力をしっかり伝える、クリエイティブな画像を作るには…?
長野県の善光寺で5月20日、僧侶や寺院関係者が集まり、生成AIを使ったデザインや、SNSで使える画像の作り方について学んだ。

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この日集まったのは、寺院関係者21人。宗派を超えて、僧侶からSNS運用担当者まで、様々な立場の関係者が集まった。
長野県内の寺院を中心に、新潟県や山梨県から駆けつけた参加者もいた。
ワークショップの目的は、それぞれのお寺の魅力や特徴などをデザインの力で「見える化」し、SNSを通して発信できるようになること。
白鳥山本覺寺・僧侶でフリーアナウンサーの海野紀恵さんが「お寺は情報発信に力を入れていかないといけない。デザイナーなどプロの講師から学ぶ機会を」と発案した。
各地でデザインツール「Adobe Express」などのワークショップを開催しているアドビと連携し、企画を実現。海野さんは「今日ここで身につけていただいたことをお寺に持ち帰って長期的に活用してほしい」と語った。

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ワークショップでは、デザインの基本やキャッチコピーについての基礎を学んでから、Adobe Expressを使って生成AIの使い方を練習。その後、各自が持ち寄った寺院の写真などを用いてSNS用画像を作成した。
デザイナーの久保田涼子さんはワークショップで、「余白を怖がらずに」「自分が発信したいことに加え、相手がどう感じるかをよく考えて」と呼びかけ、SNSで寺の魅力を伝えるコツを語った。
Adobe Expressの講師を務めたイラストレーターの北沢直樹さんが、生成AIの活用の仕方を教えると、参加者は各自のパソコンで操作をしながら「えっ!すごい」「おもしろい」と笑顔を見せた。

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初めてAdobe Expressを使う人も多い中、僧侶が可愛らしい仏のイラストを生成AIで出してみたり、各自の寺の写真を用いてSNS用画像を作ってみたりと、すぐに編集を習得する姿が見受けられた。
講師の北沢さんはAdobe Expressの多言語翻訳機能なども紹介。作成したデザインの文章をワンクリックで翻訳することができ、翻訳できる言語は46言語にものぼる。
国内外からの外国人観光客へのSNSを通したPRや、敷地内のマナーなどを説明するポスター作成にも多言語発信を活用できるとした。

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参加者の中には、寺のSNS運用担当者もいれば、寺にSNS自体がまだないという人も。
この春に大学院を卒業し、勝徳寺(長野県千曲市)の衆徒となった長尾菜摘さん(25)は「これを機にお寺のInstagramを始めてみたい」と語った。
今は年に1回の寺報しかないため、今後はSNSでも発信して若い人や寺院に馴染みがない人にも情報を届けたいという。
長尾さんは寺の猫の写真をモチーフにした画像を作成。「猫がたくさんいるお寺とアピールしても、おもしろいかもしれない」とし、こう話した。
「普段、お寺の関係者が集まって開く研修に参加することはあっても、新しい目線のものを取り入れる機会はなかなかない。デザインのプロの方に教えてもらえるワークショップはとても新鮮でした」
各地でワークショップを開催。発信するノウハウを

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アドビは、デザインツールAdobeを通して地域活性化に役立つノウハウを伝える「まちの広作室」を2022年から各地で開催している。長野県での開催は、今回が初めて。
これまでには、留学生など外国人住民が多い早稲田・高田馬場エリアで、飲食店のメニューやチラシの多言語化などに挑戦するワークショップを開くなど、その地域の特色に合わせたテーマを設定してきた。

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