(CNN) 背びれに銃創とみられる傷を複数抱えたシャチがスペインで見つかり、当局が調査に乗り出している。
研究者によると、世界最年長のイベリアシャチとして知られる「トニ」の体に、少なくとも9~10カ所の傷が確認された。研究者は、散弾銃による傷の可能性が高いとの見方を示す。
トニは先週、傷を負っているのが研究者によって発見され、スペイン当局が経緯の調査に乗り出した。
トニはただのシャチではない。研究者や自然保護活動家は「アブエラ(おばあちゃん)」の愛称で呼んでいる。
狩りの仕方や仲間との関係の築き方、共同生活の仕方、コミュニケーションの取り方など、イベリアシャチを群れのあり方を様々な形で示している点で、トニは間違いなく重要な存在だ。
このシャチの群れは深刻な絶滅の危機に瀕しているとみられ、ジブラルタル海峡を通過する船舶を損傷させたとの報告が浮上して以来、メディアの注目を集めてきた。
今回の動画を受け、スペインの副首相はイベリアシャチは絶滅危惧種だと警鐘を鳴らし、危害を加えるのは重大犯罪に当たると説明。環境省が調査に着手したことを明らかにした。
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