
2025年10月3日、ラスベガスで行われたWNBAバスケットボール決勝プレーオフ第1戦、ラスベガス・エイセズ対フェニックス・マーキュリー戦の前に、WNBAコミッショナーのキャシー・エンゲルバート氏が発言する。(AP通信/ジョン・ロッカー撮影)
By Editorial Board – The Washington Times – Thursday, August 20, 2026
女子プロバスケットボールリーグ(WNBA)は今、自ら招いた問題によって、二重の苦境に陥っている。そして、それは本来なら十分に避けられたはずの状況だった。
これはWNBAにとって残念なことだ。というのも、リーグは創設から30年近くにわたりほとんど注目されず、真剣に扱われてこなかったが、ようやく今になって、より幅広い支持と社会的評価を得る目前まで来ているからだ。
インディアナ・フィーバーのスーパースター、ケイトリン・クラーク、ソフィー・カニングハム両選手は、このWNBAへの新たな評価の高まりに大きく貢献したと言える。その成果の一つとして、「みんなが女子スポーツを見ている」と書かれたTシャツがあちこちで見られるようになったことも挙げられる。
さらに、クラーク選手の背番号22とカニングハム選手の背番号8のユニホームは、合わせてWNBAのユニホーム販売全体の実に71%を占めていると報じられている。
それにもかかわらず、理解しがたく、また弁解の余地もないことに、リーグは彼女たちを本来あるべきようにかけがえなく、恐らく代替不可能な資産として扱っていない。クラーク、カニングハム両選手に対し、試合に付き物の激しい接触プレーの範囲をはるかに超えた、悪質な「フレグラントファウル(危険な反則)」による身体的攻撃が行われても、リーグは世論から非難され、強く圧力をかけられて初めて、相手チームの選手を出場停止処分にするありさまだった。
同時にWNBAは、誰にリーグでプレーする資格があるのかという問題を巡って、もう一つの自ら招いた広報上の失点にも苦しみ続けている。
われわれは、元NBA選手のエネス・カンター・フリーダム氏とロイス・ホワイト氏が、来年4月のWNBAドラフトへのエントリー資格があると宣言したのは、軽率な売名行為にすぎないと考えている。しかし、このような茶番が成立するのは、これまでWNBAのチーム代表者やリーグ幹部が、「WNBA」の「W」は(生物学的な意味での)女性のみを指すのだと断固として主張することを拒み続けてきたからにほかならない。
女性とは何かを定義できるかと問われた際、「私は生物学者ではないから」と述べて定義を避けたケタンジ・ブラウン・ジャクソン連邦最高裁判事の、愚かしい主張を思い起こさせるように、極端に「ウォーク(差別などに敏感なこと)」なWNBA幹部たちは、自らがトランスジェンダー「女性」(実際には男性)によるリーグ参加を明確に否定したがらないように見えることへ、不都合な注目が集まっていることに腹を立てている。
LGBTQの権利擁護を声高く主張してきたWNBAは8月12日、トランスジェンダー選手のリーグ参加が認められる可能性について懸念を表明する人々を批判する声明を発表した。これは、現在フランスでプレーしているトランスジェンダー「女性」が、まさにWNBAでプレーしたいという意向を表明した時期と重なっている。
リーグの広報担当者は、「現在、WNBAの出場資格に関して差し迫った問題は存在しない。また、こうした話題を利用して他者を貶めたり疎外したりしようとする不誠実な試みを、私たちは強く非難する」と述べた。これは、リーグの「反ヘイト」タスクフォースによるオンライン会議の後に発表されたものだ。
リーグの労使協定には、「WNBAでプレーする資格があるのは女性選手のみである」と定められている。しかし、その文言にはジェンダー・アイデンティティー(性自認)に関する具体的な規定は含まれていない。また、「出生時に割り当てられた性別」というリベラル派特有の概念についても触れられていない。
8月7日、WNBAコミッショナーのキャシー・エンゲルバート氏は各チームの代表者やゼネラルマネジャーに対し、トランスジェンダー「女性」を巡る問題についてリーグとして協議する方針を示すメモを送付した。その一方で、競技の公平性を確保することは自身の最優先事項の一つであると強調した。
ホワイト氏とフリーダム氏が、WNBAの現在の曖昧な基準の下では自分たちは女性として「自認」しており、そのためプレー資格があると宣言したことが、どれほど突飛で真剣味に欠けるものであったとしても、その行動によってリーグがこの問題について明確な対応を迫られる可能性は十分にある。
WNBAは、女子テニス協会(WTA)の先例に倣うべきだ。WTAは7月、選手資格を確認するため、選手に対して一度だけ頬の内側を拭う遺伝学的性別検査を受けることを義務付けるよう規定を変更した。ロイター通信は先週、WTAが生物学的性別の判定に関わるSRY遺伝子の検査を実際に開始したことを確認している。
WNBAも同様の措置を取るのが賢明であり、バスケットボールで言うところの「スラムダンク」となるだろう。そして、それによってこの問題を巡る深刻なPR上の混乱や悪評に、きっぱりと終止符を打つことができるはずだ。

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