USDC運用「年率10%」イオレが提供開始|BTC・ETH超えの利率を提示

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この記事の要点

  • イオレがUSDCレンディング開始、年率10%で国内市場に参入
  • 国内でUSDC運用拡大、法人の暗号資産活用も視野

USDC年率10%、イオレが国内レンディング参入

東京証券取引所グロース市場上場のイオレは2026年5月18日、暗号資産レンディングサービス「らくらくちょコイン」において、米Circle(サークル)社が発行する米ドル連動型ステーブルコイン「USDコイン(USDC)」の取扱いを開始したと発表しました。

今回の追加により、価格変動の大きいビットコイン(BTC)中心だった同サービスに、米ドル連動型のステーブルコインによる運用メニューが加わり、値動きを抑えながら暗号資産を活用したい利用者にも対応する構成となっています。

USDCレンディングの貸借料率は年率10%に設定されており、ビットコイン・イーサリアム(ETH)の8%、エックスアールピー(XRP)の7%を上回る水準となります

また、最短貸出期間は30日間、最低貸出数量は60 USDCに設定されており、価格変動を抑えながら安定運用を行いたい個人・法人双方を想定した条件が提示されています。

らくらくちょコイン、USDCの貸出条件

年率10%・最低60 USDC、4銘柄で最高利率に

「らくらくちょコイン」は、暗号資産(仮想通貨)を長期保有する個人・法人向けのレンディングサービスで、保有する暗号資産を貸し出すことで、貸出期間に応じた貸借料を受け取れる仕組みとなっています。

発表によると、今回追加されたUSDCの貸出条件は、最短貸出期間が30日間、貸借料率(年率)が10%、最低貸出数量が60 USDCに設定されています。

貸借料率や取扱条件は市場環境に応じて変更される場合があるとしており、詳細はサービスサイトでの確認を呼びかけています。

銘柄 貸借料率(年率)
USDC 10%
BTC 8%
ETH 8%
XRP 7%

USDC追加により、らくらくちょコインの取扱銘柄はBTC・ETH・XRPを含む4銘柄となっています。

BTC・ETHと異なる、ドル連動の運用手段に

これまでのBTCやETHレンディングでは利息収入を得られる一方、貸出資産そのものの価格変動も伴うため、相場下落時には資産評価額が大きく変動する点が課題とされてきました。

これに対し、USDCは米ドル連動型ステーブルコインであるため、暗号資産市場の値動きによる影響を受けにくく、貸出期間中も評価額が大きく変動しにくい特徴があります。

イオレは今回のUSDC対応によって、価格変動リスクを抑えながら運用益を狙いたい利用者にも、新たな選択肢を提供できるようになったと説明しています。

Neo Crypto Bank構想で「運用」を強化

今回のUSDC追加は、イオレが中期戦略として掲げる「Neo Crypto Bank構想」の一環として進められています。

同構想では「取得(DAT)→ 運用(DAM)→ 活用(DAU)」といった循環モデルを軸に事業展開が進められており、今回のUSDC追加は、ステーブルコインを活用した「DAM」領域の強化に位置付けられています。

同社は今後、レンディングによる運用機能に加え、決済やウォレット機能との連携を段階的に進めることで、暗号資産が金融インフラとして実用的な価値を生む「活用(DAU)」フェーズの実現を目指す方針です。

国内で広がるUSDCレンディング

国内では、2023年6月施行の改正資金決済法によってステーブルコインが「電子決済手段」として制度化されて以降、レンディングや決済分野で具体的なサービス展開が相次いでいます。

個人向けUSDCレンディングでは、SBI VCトレードが2026年3月19日に国内初となる年率10%サービスを開始しており、イオレも同水準の利率で参入した形となりました。

イオレはSBI VCトレードとも、2025年11月に大口投資家向けビットコイン取引・運用サービスで連携しており、暗号資産事業ではグループをまたいだ協業も進めてきました。

東証グロース上場企業によるUSDCレンディング参入は、個人投資家だけでなく、中長期保有を前提とした法人資金の取り込みも視野に入れた展開となっています。

USDCを活用したドル連動型ステーブルコイン運用は、国内でもレンディングサービスへの導入が広がり始めており、実利用を前提とした市場形成が進みつつあります。

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Source:イオレ公式発表
サムネイル:AIによる生成画像

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