CIA長官のモスクワ訪問、NATO攻撃を控えるよう警告する目的 イラン支援停止も促す

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(CNN) 米中央情報局(CIA)のラトクリフ長官が今週、ロシアの首都モスクワを訪れた際、NATO(北大西洋条約機構)領内への攻撃を行わないよう警告していたことが分かった。事情に詳しい情報筋2人が明らかにした。

今回の訪問について正式発表はない。米国はイランを経済的に締め上げようと試みており、ラトクリフ氏の訪ロにはイランへの経済的、軍事的支援の停止を促す目的もあった。

ウクライナでの戦争が解決に至らないまま長期化する中、米欧当局者の間では、ロシアのプーチン大統領が近隣国に限定侵攻を仕掛け、NATOを試す可能性に懸念が強まっている。

トランプ政権の高官がモスクワを訪問するのは数カ月ぶり。CIA長官による前回のモスクワ訪問はバイデン政権時代の2021年で、当時のバーンズ長官がプーチン氏にウクライナ全面侵攻を思いとどまるよう警告した。ロシアはそれから3カ月後に侵攻を開始した。

CNNはCIAに取材を申し入れている。ラトクリフ氏のロシアへの警告については、米紙ウォールストリート・ジャーナルが最初に報じた。

トランプ氏は27日、ロシアによるNATO攻撃の可能性を重大視しない姿勢を示した。ラトクリフ氏がプーチン氏にそうした警告を発したかについては言及を避けた。

トランプ氏はプーチン氏との会話を通じ、限定侵攻の計画が進んでいないことを確信したと説明。大統領執務室でCNNの記者に「良い話し合いができた。プーチン氏がNATOの領土を攻撃することはない」と語った。

プーチン氏へのラトクリフ氏の警告について問われると、「それについてはコメントしたくない。ただ、ロシアは攻撃しないだろう」と述べるにとどめた。

トランプ氏は今週、ラトクリフ氏の渡航の目的がプーチン氏への警告にあるとの見方を否定していた。

CNNが以前報じたように、米国などの情報機関は最近、プーチン氏が今後数年のうちに西側同盟国に限定攻撃を仕掛け、NATOの決意を試そうとする可能性があるとの分析をまとめた。

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