ブッシュビーさんは1998年11月、チリ・プンタアレナスを出発。

浅田奈穂

英国人冒険家カール・ブッシュビーさん(57)が、28年に及ぶ世界徒歩横断の末、イギリス海峡を泳いで渡り、英国の地を踏みました。

ブッシュビーさんは1998年11月、チリ・プンタアレナスを出発。「前進するために交通機関を使わない」「自分の足でたどり着くまで故郷に帰らない」という2つのルールを掲げ、Independentの情報では、29カ国、5万キロ以上を移動してきました。公式サイトによると、旅ではダリエン地峡やベーリング海峡を越え、カスピ海も泳いで横断しました。

最後の大きな難関となったのが英仏海峡でした。BBCによると、泳ぐためのトレーニングはほぼせず、ウェットスーツを試着しただけで本番へ。開始1時間で体がつり、「本当にやり切れるのか」と不安になったといいます。それでも3日間で計20時間泳ぎ、10月5日にドーバー近郊へ上陸しました。

ブッシュビーさんはBBCに「自分で思っている以上に、自分にはできることがある」と語っています。

ただし旅はまだ終わっていません。公式サイトによると、ゴールは母親が暮らすハルの自宅。英国上陸時点で残り約400キロ。BBCによると、11月上旬の到着を目指しています。