長寿地域の人は、どんな性格を持っているのか?
世界には、100歳を超える人が比較的多いとされる「ブルーゾーン」と呼ばれる地域があります。
イタリアのサルデーニャ島、日本の沖縄、ギリシャのイカリア、コスタリカのニコヤなどがその代表例です。
こうした地域では、食事、運動、社会的つながりが長寿の要因として注目されてきました。
ただし、長寿の理由は1つではありません。
遺伝、環境、食事、文化、地域社会、心理的特徴などが複雑に関わっていると考えられます。
そこで研究チームは、これまで比較的見落とされてきた「性格」に注目しました。
性格は、その人が困難にどう向き合うか、新しい活動に参加するか、人と関わり続けるかに影響します。
つまり性格は、日々の行動や生活習慣を通して、健康的な老いに関わっている可能性があるのです。
研究チームは、サルデーニャのブルーゾーンに住む55人と、近隣の非ブルーゾーン農村地域に住む70人、合計125人の高齢者を調査しました。
対象者の年齢は71〜101歳で、平均年齢は80.1歳です。
参加者には、認知機能、健康関連QOL、心理的ウェルビーイング、生活習慣、そしてビッグファイブと呼ばれる5つの性格特性を調べる質問票が実施されました。
ビッグファイブとは、外向性、協調性、誠実性、神経症傾向、開放性のことです。
その結果、ブルーゾーンの高齢者では、非ブルーゾーンの高齢者に比べて、開放性、困難への対処力、自分や他者の感情を理解して人間関係を保つ力が高く、趣味や活動に使う時間も長いことが分かりました。
では、「開放性」と長寿にはどんな関係があるのでしょうか。より詳細な結果を次項で見ていきましょう。






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